屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島Pork Song 第3回 北の豚から ふるさと市場&パノラマ&ヒトメクリ

拝啓

1981年10月9日から1982年3月26日まで放送され、2002年までドラマスペシャルが放送された『北の国から』。
さだまさしの「あ~~あ~~」の主題歌がなんとも言えぬ郷愁をそそりました。

www.youtube.com

 

その舞台となった北海道は豚肉食文化の地とされていて豚丼は北海道発。

帯広市ゆるキャラマスコットは「BUTADONMAN」。

ならば、北海道が豚肉の消費量日本一かというと、

実は2020年は鹿児島県が1番で北海道が2番、

豚の飼育頭数も1番という報告も。

kisetsumimiyori.com

 

そんな鹿児島県の離島屋久島に、

次のような条例があることをご存じでない町民も多いかと。

屋久町養豚資金貸付条例

第1条 この条例は、屋久町における農業生産の拡大と食肉の安定供給に資するために貸付けする養豚資金に関し必要な事項を定めるものとする。

 

屋久島には養豚場があるにもかかわらず、

「ヤクブタ」を島の飲食店で頂くことができない現状を、

次期町長さんには何とかしていただきたいものだと。

 

前置きが、なんとも長々となりましたが、

今回の「屋久島Pork Song」は島の北の豚さん案内。

 

まずは島の北の玄関口、

宮之浦港にほど近い「ふるさと市場」さんの『黒豚ステーキ』

1,800円(税込み)のお値段に少なからず腰が引けましたが、

鹿児島県産黒豚使用とのことなので、

ここはエイッと注文。

🐷をup!

たしかに食べ応えがありました。

特徴はその脂の多さ。

豚の少なくとも4分の1は脂身。

私は脂身&筋肉ファンなの十分いけましたが、

そうでない方は違うメニューを選択された方がよろしいかも。

 

同じ宮之浦で頂いたもう一つの🐖さんは、

「パノラマ」さんの『トロトロ豚なんこつ丼 温玉のせ』と『黒豚骨付きカルビ焼き』。

2品併せて1,850円ではありますが、

二種類の豚料理を味わうのだから、それもよかろうと言い聞かせ、

待つことしばし。

まずはカルビの登場。

🐖のアップ!

おお、これを待っていたのです。

骨付きの肉が好きなんです。

アグアグショギショギ噛り付く内に、

なんこつ丼の登場。

温玉つぶした🐖のアップ!

トロトロに煮込んだ豚の味わいを柚子胡椒が引き立ててくれました。

 

どんな肉のどんな料理にどんな薬味を添えるのか。

そこに料理人のセンスが光るものだと再認識。

 

今回頂かなかった『カリコリ豚なんこつ串』は、

次回のお楽しみにさせて頂きました。

 

そして三軒目は「ヒトメクリ」さん。

数ある豚の中から『エスニック豚玉ライス』と『自家製ソーセージ』を選択。

こちらも2品合計で1,800円。

別に比較のために金額揃えようとしたわけではないのですが……

 

まず登場したのはエスニック豚玉ライス。

🐷のアップ!

ホロホロとした豚の触感、肉の臭みを吹き飛ばすスパイスの調合に工夫が。

お次は自家製ソーセージ。

🐖のアップ!

思いのほかしっかりとした触感。

ボイルしてドイツ風のザワークラウト添えにして頂けたらと勝手な感想を。

 

と言う訳で、

今回は北の豚さんたちでしたので、

次回の屋久島Pork Song 第4回は南の豚さんをご紹介いたします。

 

敬具