屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島ボンボンポイ第47+2回 リンゴ可愛や第6回 雪苔屋 熟成するリンゴケーキ

拝啓

日の出がどんどん遅くなり、日暮れが日ごとに早くなる晩秋の屋久島。

秋の深まりとともに同じお店のリンゴケーキが変化していくのを見届けて行くのもカフェ巡りの楽しみ。

今回ご案内するのはこちら。

f:id:y-6kakudo:20201030183936j:plain

永久保の雪苔屋さんの「紅玉のケーキ」。

ポップには「濃ゅくカラメルしたリンゴのアップサイドダウンケーキ」と。

f:id:y-6kakudo:20201030183846j:plain

10月19日にも同じケーキを頂いたのですが……

f:id:y-6kakudo:20201030184851j:plain

今回頂いたのはこちら。

f:id:y-6kakudo:20201030185538j:plain

ケーキ皿やコーヒーカップだけでなく、ケーキそのものにも季節の移ろいが。
焼きリンゴは前回よりぐっと厚みを増し、酸味もしっかり。

f:id:y-6kakudo:20201030192742j:plain

ケーキの生地はタルトのサクッとシフォンのふわっとの中間ぐらいのモッチリシットリした食感に。

今までに雪苔屋さんで頂いたいずれのケーキとも違うので、生地の成り立ちを伺ってみると……

「いつものパウンドケーキと材料の配分は一緒。リンゴの蜜が染み込んでしっとりしてるのかも」とのお答え。

ちなみに、10月4日に頂いた「りんごのケーキ」は、

シナモン&りんごの甘煮のパウンドケーキ。

f:id:y-6kakudo:20201030190651j:plain

f:id:y-6kakudo:20201030184723j:plain

この時のケーキの触感はサクホロ。

同じレシピのパウンドケーキでも、様々な味わいがあって楽しいものです。

 

アップサイドダウンケーキとは何やったかしらん?とコトバンクで検索してみれば……
ケーキ型の底に甘く煮た果物を並べ、上から生地を流し込んで焼くケーキ。焼き上がったらひっくり返して果物の側を上にし、シロップやジャムをかける。

◇「アップサイドダウン」は、「さかさまの、ひっくりかえった」という意。底に敷いた果物が上面になることから。

一方、タルト・タタンも「ひっくり返し」ますが、生地に違いが。
洋菓子の一種で、りんごを用いたタルト。りんごをバターと砂糖で炒め、型に敷きつめて焼き、焼く途中でパイ生地をりんごにかぶせ、焼けたらひっくり返してりんごの面を上にする。

◇フランスのラモット・ブブロンという町でホテル・レストランを経営していたタタン姉妹が考案したとされる。

www.nhk.or.jp

雪苔屋さんでタルトタタンやアップルパイが食べられる日を心待ちにしております。

敬具

6kakudo-tegami.hatenablog.com