屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島弁当三昧 第16回 駅なき益救島に駅弁の香り 春牧 安永丸

拝啓

彼岸の入りとともに4連休の開始。

GOTOトラベルの影響もあってか、全国的に旅行者急増の様子。

屋久島でも「わ」ナンバーのレンタカーや県外ナンバーの車が目に付いた連休初日。

Facebookの「屋久島テイクアウト」で

意外な発見。

f:id:y-6kakudo:20200919230212j:plain

春牧でトビウオ漁師さんが営む安永丸さんが弁当販売。

以前お店で頂いて、ずっぽりはまった棒寿司を頂こうと昼過ぎに伺えば……

f:id:y-6kakudo:20200919230431j:plain

すでに売り切れ  ( ノД`)シクシク…。

そこで、日替わり弁当一箱と押し寿司の入ったおかずを頂きました。

f:id:y-6kakudo:20200919230635j:plain

まずは、日替わり弁当

f:id:y-6kakudo:20200919230706j:plain

白ご飯の上に載ったのは、屋久島特産のトビウオでもサバでもなく、

秋の味覚でありながら不漁で高値が続くサンマの塩焼き。

10種ほどのおかずが詰め込まれた弁当は何やら駅弁のようで、見るも楽しげ。

安永丸御自慢のつけ揚げ(飛魚のすり身のさつま揚げ)はふっくらと、

トビウオ?の南蛮漬けは程よい酸味で食欲をそそりました。

 

そして、押し寿司入りのおかずセット

f:id:y-6kakudo:20200919231204j:plain

色鮮やかなエビの押し寿司、一口頬張れば酢飯の香りがふんわりと。

添えられた薄桃色のショウガの酢漬けは立派なおかずの一品。

丁寧な一折に、ご主人の思いがぎっしりと。

折を見て、また棒寿司を頂きに参りたいと存じます。

 

それにしても何故、島の空港や港でこうしたお弁当が売られていないのか?

季節折々、島の名産がちょびっと入った駅弁ならぬ「港弁」があれば、どれほど観光客の皆様に楽しんで頂けるだろうに。

売ることができない理由を並べる前に、売ることができるための方策を皆で見つけたいものです。

敬具
6kakudo-tegami.hatenablog.com