拝啓
彼岸の入りとともに4連休の開始。
GOTOトラベルの影響もあってか、全国的に旅行者急増の様子。
屋久島でも「わ」ナンバーのレンタカーや県外ナンバーの車が目に付いた連休初日。
意外な発見。
春牧でトビウオ漁師さんが営む安永丸さんが弁当販売。
以前お店で頂いて、ずっぽりはまった棒寿司を頂こうと昼過ぎに伺えば……
すでに売り切れ ( ノД`)シクシク…。
そこで、日替わり弁当一箱と押し寿司の入ったおかずを頂きました。
まずは、日替わり弁当。
白ご飯の上に載ったのは、屋久島特産のトビウオでもサバでもなく、
秋の味覚でありながら不漁で高値が続くサンマの塩焼き。
10種ほどのおかずが詰め込まれた弁当は何やら駅弁のようで、見るも楽しげ。
安永丸御自慢のつけ揚げ(飛魚のすり身のさつま揚げ)はふっくらと、
トビウオ?の南蛮漬けは程よい酸味で食欲をそそりました。
そして、押し寿司入りのおかずセット。
色鮮やかなエビの押し寿司、一口頬張れば酢飯の香りがふんわりと。
添えられた薄桃色のショウガの酢漬けは立派なおかずの一品。
丁寧な一折に、ご主人の思いがぎっしりと。
折を見て、また棒寿司を頂きに参りたいと存じます。
それにしても何故、島の空港や港でこうしたお弁当が売られていないのか?
季節折々、島の名産がちょびっと入った駅弁ならぬ「港弁」があれば、どれほど観光客の皆様に楽しんで頂けるだろうに。
売ることができない理由を並べる前に、売ることができるための方策を皆で見つけたいものです。