屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

厄払い益救を願わん鬼火焚き

拝啓
 
2019年1月7日午後3時、穏やかな初春の陽に包まれた麦生集落でも「鬼火焚き」どんど焼き左義長屋久島版)が催されました。注連縄や鏡餅、門松でお迎えした年神様をお見送りするとともに厄を払って一年の無事を祈る行事。
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「平成最後」と書かれた鬼の裏には、子供たちが書いた鬼の絵も。
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火を点けるのは七草祝いの女の子。
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集落の人々は注連縄や正月飾りを火にくべて
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ゆんらりゆらりと鬼は舞い
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燃え立つ炎に包まれて、煙と共にあちらの世界へ
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束ねた青竹が倒れると、穂先の竹を頂きに。
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麦生の鬼火炊きの特徴の一つは、男鬼と女鬼が年々に違うところ。
ちなみに2016年は男
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2017年は女
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2018年は男
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そして2019年は……
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2017年の女鬼は水玉パンツで分かりやすかったですが……今
年の鬼はバストがポイントか、それとも褌が決め手か?
後付けされた褌を捲るのははばかられますので。
 
頂いて帰った笹竹はさっそく六角堂の母屋に供えさせて頂きました。
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三日後の1月10日には麦生集落の「十日恵比寿」も。
そして今年は町長選挙に、国政選挙が。
家内安全、海上安全、五穀豊穣、無病息災、商売繁盛……人々のささやかな願いを受け止めて誠実に政(まつりごと)を成し遂げてくれる代表をしっかり選びたいものです。
 
敬具