屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

益救島であらんと火を焚く厄払い 七草の行事その1

拝啓

1月7日は七草。屋久島では二つの行事が行われます。その一つが鬼火焚き

正月七日にお正月の門松や注連縄などの飾りについてきた悪霊(鬼)を焼いて鬼(厄病)を追い払う鹿児島の伝統行事。他県ではトンド焼き・左義長などとも呼ばれていますが、屋久島の中でも集落ごとに祀り方がそれぞれなのが面白い。

無事年を越させていただいた六角堂から注連縄を外して麦生の鬼火焚きの火床に。

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今年七歳になる子供たちが点火。

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今年の鬼は男鬼。これから火にくべられることを知ってか何となく不安げな表情。

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今年の鬼は男鬼などで衣装はふんどし。めくれてますが大丈夫。

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2017年の鬼はグラマーな水玉パンツの女鬼でした。

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ポン!パン!と竹のはぜる爆竹音と共に火の勢いが強まり鬼は火あぶり

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裏面の子供たちが描いた鬼も炎に包まれて

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厄払いも無事終了。消防団の皆様ご苦労様でした。

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竹が倒されると皆が笹を千切りに。家内安全無病息災のお守りとして頂きます。

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一段落すると振舞いの焼き鯖で皆さん談笑。

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帰り道、麦生漁港の脇にある恵比寿さんにお礼参り。

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今日も頼もしいお顔で海と里を見守って下さっていました。

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見渡せば、入江のはるか先にはうっすら浮かぶ種子島。

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黒潮洗う麦生の里が笑顔の絶えぬ集落となりますように。

六角堂に戻って、さっそく頂いた笹を母屋の中心に備えました。

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