屋久島ラーメンの細道第24回ジュダイマスターのフォース溢れる麺

拝啓

沖縄を飛び越えて奄美大島はすでに梅雨入り。屋久島も梅雨の走りのような雨雲で空も海も鉛色。リフォーム中の看板の色塗りを雨で中断されないかとやきもきしつつ、昼はズズッとラーメンでも啜ろうかと思い立って向かったのが春牧の「ヨロン坂」さん。

幟の「オー分」は「OPEN」と女将さんの出身地「大分」を掛けた駄洒落かと。入店するなり「チャンポンいただけますか？」とお願いした後で、一応メニューを確認。

県道の幟はチャンポンだけど、壁に掛けられたメニューはちゃんぽん。

開店してもう十年以上ですが、なじみのない島民の方もいらっしゃるかも。店内にはピアノやギターやライブのポスターが。

今回、目を引いたのは

愛らしい女将さんのプロフィール写真。つらつらテレビを見ながら待つことしばし

やって来ました太麺の野菜シャキシャキちゃんぽん。ずるずるやりながら、女将さんから大分名物自家製手延べ「だんご汁」のお話を伺えば、だんご汁とは団子ではなく麺が合わせ味噌仕立ての汁に入ったものなのだそうで。

屋久島で大分名物とは、これぞ「ちゃんぽん」。「ちゃんぽん」の語源は様々な物を混ぜる攙(chān)と、食物を油で炒めて調味料を入れ、すぐに火からおろして煮る烹(pēng)が語源だとか。マレー語やインドネシア語の「campurチャンプル」や沖縄料理の「チャンプルー」、朝鮮語の「チャンポンハダ」も同起源だそうで。

次回は是非、ジュダイ特製だんご汁を賞味させていただこうと心に誓って店を後にいたしました。

敬具

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