屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島トリッコロール プロローグ

拝啓

半月を待たずして干支も申(猿)から酉(鶏)へ。十二支に動物が配される前の酉(しゅう)の意味は、果実が成熟の極限に達した状態を表していることだとか。

新庁舎建設問題でぐらぐら揺れた屋久島町政ですが、来年は議会選挙の年。世間でいうところの「民主主義の成熟」が果たされることを期待してやみません。

さて、そんな屋久島のおかずの主役は何かと改めて飲食店のメニューや弁当やA-coopの総菜コーナーを思い浮かべると、「トビウオのつけ揚げ」でも「首折れサバの刺身」でもなく、「鶏の唐揚げ」では。そこで、まずはおさらい。

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※これは屋久島の写真ではありません

🐓 揚げれば唐揚げ
中国伝来の調理法だから「唐」揚げですが、衣がなくてもどんな衣でも基本唐揚げ。フライドチキン(fried chicken)もパン粉を付けたチキンカツレツも「唐揚げ=フライ」の一種。卵白で揚げればチキンフリッター。醤油味でマリネして片栗粉をまぶしてあげれば鶏の竜田揚げ。腿だけでなく手羽先・手羽元何でもあり。何故だか島にはチキン南蛮がそこここに。

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※これは屋久島には実在しておりません

🐓 焼けば焼き鳥
炭火で焙った串焼きの焦げたタレの香ばしさほど食欲をそそるものはありません。クリスマスにお馴染みのローストチキンや鶏モモのグリルチキン、インド料理屋の定番タンドリーチキン(マリネしたチキンをタンドールという窯で炭火焼)も立派な焼き鳥。塩胡椒や山椒を振っただけの砂ずりやレバーの鉄板焼きはお好み焼きと大の仲良し。

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※これは屋久島の写真ではありません

🐓  蒸せば蒸し鶏
和風四川料理の棒棒鶏(バンバンジー)がなじみ深いですが、和風タイ料理のカオマンガイ(カオ=ご飯、マン=油、ガイ=鶏肉)もアジアンレストランではお馴染み。蒸し鶏肉のサラダはドレッシング次第でどの国の料理にも合います。

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※これは屋久島の写真ではありません

🐓  茹でれば茹で鶏・煮れば煮鶏
広東料理の白切鶏(ばいちえじー)は蒸し鶏だと思われているようですが蒸すのではなく煮て作ります。しかし、鳥を煮た料理と言えば何と言っても水炊き。鳥を煮込んだ出汁か身のどちらをメインにするかに寄ってスープになったりシチューになったり。洋風クリームシチューも韓国料理のサムゲタンも年中食べたい。大根と一緒に炊いた醤油ベースの手羽元・手羽先の甘辛煮はもはや和食の定番。

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※これは屋久島の写真ではありません

🐓  炊けば鶏飯
鶏と一緒に出汁で炊いた鶏飯(とりめし)。ごぼうと鶏もも肉と山椒の相性はどうしてあんなに良いのでしょう。奄美で食べたスープをかける鶏飯(けいはん)は忘れがたい味。鳥とご飯の相性は奄美・鹿児島・九州に止まらず、丸美屋だけのものじゃない。

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※これは屋久島の写真ではありません

🐓  燻せばスモークチキン・🐓 漬ければハム・🐓 軽く焙ればたたき……
親子丼は島でも見掛けるものの、懐かしいケチャップ味のチキンライスはどこにあるのか?思い起こせば切がないほど、古今東西で愛され続けた鶏料理。

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※ 今はなきモンステラの親子丼。もう一度食べたい……

こんなバラエティに富んだ鶏料理が、この屋久島にどれ程あるのか、一年かけて島をぐるぐるローリング。

それでこのシリーズを「トリッコロール」と名付けました。

観光地とは言え、食肉用の養鶏場があるわけでもない人口1万3千そこそこの離島屋久島。世界の食の繁華街東京や食の都大阪、カシワの本場名古屋のようにはいかないでしょうが、まずは第一回をボチボチユルユルご期待ください。

敬具