拝啓
冬の島の無人市巡り、第2回目。
前回は永久保の市を紹介しましたが……
その南の「船行」「松峰」「安房」では県道沿いに無人市を発見できませんでした。
そこで今回は「春牧」と「平野」のご案内。
14.春牧
春牧は「安房大橋」から「横峯」までですが、南は春田浜、北は屋久杉自然館まで。
春田集落と牧野集落が合体して春牧に。
縄文時代から人が住んでいた遺跡もある古い集落。いったん廃れたもの与論島からの漁業移住者や小杉谷閉鎖後の林業関係者が定着した、多様性と活気のある集落。
そんな春牧には森由来の無人市も。
地図①番
安永丸さんとコインランドリーの間にある無人市。
こちらの無人市は「無農薬市」と謳っていることもあり結構な人気。
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地図②番
こちらはうりずん窯さんに下る道の角。
品物を置いていらっしゃる日はあまり見かけません。
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地図③番
バス停春田の前には有水製材さんの無人市。薪もあります。
ちょっとした小物用の木材も置いておられます。
島では薪ストーブや薪風呂を使っていらっしゃる方も其処此処に。
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地図④番
「無農薬 無化学肥料」は分かりますが「バクチャー微生物農法」とは⁇
野菜の種類も多くて、この日はブロッコリーやカリフラワーも。
[Back to the nature.=bakture]をネットで検索する幾つも情報がありました。
バクチャー(BAKTURE)って何? | 地球お役立ち情報 (ancient-earth.info)
この世界には知らないことが満ち満ちております。
で、
その脇の鹿島工芸さんの店先には木材の無人市も。
観光のお子様が夏休みの宿題用にお買い求めされることも。
夜にはイルミネーション灯る春牧。
盛久神社に立ち寄ってみるのもよろしいかと。
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「ヨロン坂」を越え、「ケイ水産」や「お食事処のどか」への交差点を過ぎると
15. 平野
平野は竹女護川と中瀬川の間。
明治時代に開かれ、安房から分離した開墾集落。かつてはタングステン鉱山で賑わったようですが、今は割とひっそり。焼酎川が流れる平野に「三岳」の工場があるのも何かの縁でしょうか。
その「三岳」の工場以外に何かあったっけ?と思っていらっしゃる島民も多いかもしれませんが、ユニークな無人市がいくつも。
地図①番
春牧から平野に入ってすぐの山手、ウコン直販所の脇。
他と違うのは「グアバ茶」や「ビワ茶」などの販売をされていること。
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地図②番
中字と栄町のバス停の中間にあるのが「前岳農園 屋久島自然食品研究館」。
軒下に野菜が並べられております。
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地図③番
鳴子川のほとりには無人市がひっそりと。
こちらは以前大阪から移住されたご家族が民宿や食堂をされていたのですが、今は看板を下ろされたようです。
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地図④番
三岳の工場を過ぎた花揚川のほとりに平野の公園。
そこで折々「平野朝市」が催されています。
先日は小さな子供達が収穫した無農薬無肥料のポンカンを売っておりました。
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地図⑤番
樋野口バス停と延命地蔵さんの間には
「やくしまロースター」さんの「珈琲豆自動販売機」が。
ここで焙煎された幾種類もの珈琲豆を選べます。
夜になるとこんな感じ。
島の新しい風景です。
お店の案内はこちらから
やくしまロースター (yakushimaroaster.com)
やくしまロースター Yakushima Roaster | Facebook
※ 商品は麦生の「ポンタン館」でも販売されてます。
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地図⑥番
平野の一番西の端、焼酎側と中瀬川の間にあるのが、
観葉植物なども置いていらっしゃいます。
植物について話を聴きたい方はお電話を。
1月下旬に延命地蔵さんの寒緋桜が満開になると無数のメジロが蜜を吸いに。
無人市を訪ね歩いて、平野の多様性を味わって頂ければ幸いです。
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次回は、高平と無人市発祥の地とも言われる麦生のご案内です。
他の集落の案内はこちらからどうぞ
敬具