屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島弁当三昧 第11回 La pizzeria è al mare o in aeroporto?(Google翻訳)

拝啓

イタリア語で海を意味する「Il Mare=イル・マーレ」。

Yakushima-aeroportoに隣接する、島のパスタとピザの銘店。

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少しばかり敷居の高いお店なので、この5年ほど伺っていなかったのですが、

5月24日のお昼、ホームセンターSAMSの駐車場に新設された「たまりば」にてテイクアウト販売と聞き、緊急発進。

到着したのは午前11時半過ぎ。

誰も並んでいないので、おや、こりゃ楽勝と思いきや……

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ヒトメクリさんの商品もイルマーレさんのピザも売り切れ。

聞けば、注文すれば電話で連絡し、地の利を生かして焼き上がったのをすぐデリバリーして下さるとのこと。

出来たてアツアツを頂けるのなら、その方がラッキー。

ピザの種類は二種類。マルゲリータと……サルシッチャ&フリアエッリ????

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「生ソーセージ辛いです」の注釈付き。

辛いのはお手の物、注文してサムズで買い物を済ませて戻って待つことしばし。

アツアツを頂いて一路六角堂へ。

紙箱の手書きの文字を見れば、

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メニュー黒板とは異なる商品名“サルシッチャ・ピッカンテ e フリアリエッリ”

意味は分かりませんが、マスター直々に運んでこられたのだから間違いなかろうと。

で、おもむろに“Apri la pizza!”Google翻訳

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大きさが分かるように曲尺をセット。

切り分けてオーブントースターに入れるのもったいないし、ガスオーブンを温める手間ももどかしいので、持って帰ったまま頂くことに。

千切って口に入れるなり、焦げたチーズの香ばしさが口中一杯に広がり鼻に抜け、そこでもう満足。

ソーセージは炭焼き炙り肉を頂いているような香りと脂の旨味がたっぷり。

ご馳走様でした。

 

ただ、島全体の勢いは未だ沈滞ムード。

イルマーレさんの向いの日産レンタカーには日曜日だというのに車がずらり。

その隣では

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全国1052店舗を展開する「ディスカウントドラッグコスモス」が屋久島に進出するため土地を造成中。

観光客が激減し、島の景気も後退している最中の進出。

予定通り開店されるのでしょうか?

また、安房の武田産業さんのキッチン武田館では和食とパスタの「かたぎりさん」が旧日高屋さんとの壁をぶち抜いて店舗拡大工事中。

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強気の攻めが功を奏しますように。

 

お店は開けてなんぼのもん。作って食べて頂いてこそ料理人としての生き甲斐も、と気合を入れ直し、平常営業に戻されているお店が増えつつも……

先頃、弁当販売を始められた春牧の「みち草」さんの玄関には、5月31日まで休業の張り紙。

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コロナ感染予防対策に対する考え方はお店ごとに様々。

その上、自粛やら要請やらでけば立ち萎れた島の空気に浸っていると、

観光客も絶えた今、無理して開けるのをためらうお店もあるかと。

 

六角堂にも先日、「まだやってませんか?テイクアウトもなしですか?」とわざわざ訪ねて下さったお客様が。

「とりあえず、五月いっぱいはお休みさせて頂きます。六角堂のカフェは店内でゆったりお過ごしいただくお店なので、もう少し島の様子が落ち着いてから開けさせていただきます」とお詫び申し上げました。

ちんたらブックカフェは「香りと時間を売るお店」ですが、

ご事情でお店で召し上がっていただけないお客様にはテイクアウトもご用意。

再開予定は未定ですが、再開の日までお見限りなきよう宜しくお願い申し上げます。

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敬具

6kakudo-tegami.hatenablog.com