拝啓
もう梅雨が来たかのような屋久島のザザ振り。
ダチュラの花がしっとりと。
今回もよろしければ、六角堂の本と屋久島の小径へ。
5月13日 インゲ・ショル著
「白バラは散らず」
#7日間ブックカバーチャレンジ 第3ラウンド #day1
掟破りの#7日間ブックチャレンジ第三週目。
このコロナ惨禍、闘う相手はウィルスそのものというより、
国民の暮らしを支えるどころか、こっそり余計な法案を押し通そうとし、
国民に税金の督促ばかり押し付ける国家権力かと。
このまま「新しい生活様式」なんぞに唯々諾々と染まってなるものか、と憤るのは見当違いでしょうか?
こんな時代だからこそ、ナチス独裁政権の末期、
国家に対し決然と闘った青年達がいたことを忘れたくありません。
写真の「白バラは散らず」のショル兄妹の記録は、映画「白バラの祈り」として2006年に日本でも上映。
その背景をも知りたい方には清水書院発行の「『白バラ』反ナチ抵抗運動の学生たち」がお薦め。
このバトンは屋久島から「批判のエール」を発信し続けているあべ心也さんに贈らせて頂きます。
コメント欄
ショル兄弟たちが斬首刑に処される直前、三人でタバコを吸う映画のシーンは、いかなる嫌煙家であっても胸を打たれたことかと。
ちんたら散歩風景~高平・麦生
県道に佇む黄色い看板と
黄色いパパイア
5月14日 ロイチョウドゥ―リ著
「インド家庭料理入門」
#7日間ブックカバーチャレンジ 第3ラウンド #day2
ステイホームの掛け声の下、料理のバラエティを増やすのも大変。
日本の家庭料理の代表格はカレーですが、インドの家庭料理はいったい何か?
それを知る良い手がかりが農文協から出版されている「インド家庭料理入門」。
ベンガル料理中心ですが、アーユルヴェーダに興味有りの方にもお薦め
この本のバトンは先日もスパイスをお買い求め下さった細川家のみなさんに送らせて頂きます。
コメント欄
屋久島で魚カレーが流行らないのはなぜ?
ちんたら散歩風景~麦生
きれいに刈られた茶畑の新茶は静岡県でペットボトルに化けるとか。
5月15日 小菅桂子著
「カレーライスの誕生」
#7日間ブックカバーチャレンジ 第3ラウンド #day3
掟破りの#7日間ブックチャレンジ第三週目。
昨日に続いて、今回もカレーの本。
ただ、レシピ本ではなくてカレーライスの歴史本。
六角堂BookCafe EatHerbの定番「カップカレー」は
六角形の皿の上にターメリックライスをドーナツ形に盛り、
その中央にカレーが鎮座した盛り付け。
これは明治5年に刊行された日本最古期の西洋料理指南書『西洋料理通』に記された、
「カリードヴィル・オル・ファウル」=洋風カレーライスの盛り付けに準じたもの。
この指南書のカレーの具は「冷残の講師の肉あるいは冷残の鶏肉、ネギ、リンゴ」。
それに柚子を絞りかけて頂くというものですが、
六角堂は西洋風ではなく、ベンガル風のキーマやマメやシーフードカレーでオリジナルピクルスや副菜付き。
レギュラーサイズはAカップ。
ご飯2倍、カレー1.5倍はDカップ。
このバトンはいつもDカップカレーにマサラチャイをご注文下さる井藤 健太さんに贈らせて頂きます。
コメント欄
『西洋料理通』のレシピ掲載ページ
ちんたら散歩風景~宮之浦
益救神社を起点に宮之浦の商店街をぐるりと。
今ごろ咲く桜を愛でて、仁王様にご挨拶。
島の南では見かけない飲食店のコロナ感染防止対策表示。
ディテールに店主さんの切実・苦悩、様々な思いが。
ヱビス様も扉を閉ざして感染防止のステイホーム?
40分ほどの散歩で出会った道行く人は3人ばかり。
明日を良い日にできますように。
敬具