拝啓
里を巡れば野イチゴの実。
文房具屋を兼ねた書店が二軒しかない屋久島、
そしてコロナ災禍で休業したままの六角堂ちんたらブックカフェ。
7日間ブックカバーチャレンジとは…
読書文化の普及に貢献するためのチャレンジ、コロナへの知的な対抗。
Book Cafeの店主として今できるささやかながらの「ミッション」は、
再開までちんたらぼちぼちブックカバーチャレンジを継続する事かと。
今回はそのチャレンジの第4日目から6日目までを
ちんたら散歩風景と共にご紹介。
5月1日 井上章一著「愛の空間」
#7日間ブックカバーチャレンジ #day4
「お前と一緒だったら、一生このまま籠っていても辛かねえ。」
「あたいだって、おんなじさ♡」
蕎麦屋の二階から、こんな囁き合いが聞こえるGW。
「霊柩車の誕生」「パンツが見える」と併せて「井上章一三部作」と勝手に呼んでおります。
この本をタグ付けされても困らなさそうな顔を思い浮かべつつ、
思い付いたのが幸せいっぱい家族の中山 清さんでした。
コメント欄
ちんたら散歩風景~麦生
このコロナ騒動の真っ最中、島は町議会議員補欠選挙が行われることに。
#7日間ブックカバーチャレンジ #day5
多様な過去や人には言えない事情を秘めた人々の拠り所、
「深夜食堂」。
緊急事態宣言下、オヤジさんや常連さんがどうしているか心配。
そこで島に二軒しかない本屋の一つ、泊書店で
「ビッグコミックオリジナル 5月5日号」を入手。
どうやら秘かにお店を営んでいらっしゃるようでした。
この本のバトンは、大阪の泉大津で居酒屋「伊奈華」を営むいとこ山本真奈美さんに渡します。
コメント欄
ちんたら散歩風景~麦生
麦生の里に育つ珈琲豆の樹
竜神の滝の底は深碧の淵。
#7日間ブックカバーチャレンジ #day5
今回のコロナ災禍で改めてクローズアップされているのがDV。
「暴力」と表裏一体にある「共依存」。
中谷美紀が怪演した『嫌われ松子の一生』がその典型。
2001年に施行された
「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」の通称が「DV法」のため
「DV=配偶者(事実婚や元配偶者も含む)からの暴力」と思われがちですが、
もともとDV=ドメスティックバイオレンス=家庭内暴力。
2000年施行の「児童虐待の防止等に関する法律」
2006年施行の「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」
と三位一体。
こうした「条文」とその暴力の「構造」を、
発達に合わせて繰り返しちゃんと教えない学校教育の怠慢・無責任。
1999年6月号の『現代のエスプリ』が「ファミリー・バイオレンス」を特集してから20年以上たった現在、何がどれほど変わったのか?
この本のバトンは、屋久島で「麦生シェルター」を運営されている水出真砂絵さんに送ります。
コメント欄
「現代のエスプリ」 ファミリーバイオレンス特集は児童虐待防止法やDV法が施行される前、1999年の出版です。
ここで「なんか変」とお気付きの方がいらっしゃれば、集中力にあっぱれ。
5月2日も5月3日も#day5。
勘定が苦手な店主のよくある凡ミスですが、細かいことは気にせずに。
翌5月4日はそのまま#day6と繋ぎました。
ちんたら散歩風景~麦生
この日は雨で散歩休止。前日の写真を追加。
橋の上からは見えませんが、海側からは海に落ち込むトローキの滝が臨めます。
次回は5月4日から5月6日までのブックチャレンジとちんたら散歩風景をお届けします。
敬具