屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

目に青葉世間話もお茶のあて それぞれにそれぞれらしいカフェランチ

拝啓

高気圧に覆われ、爽やかな風吹き抜ける屋久島の初夏。せっかくなので外でお昼をと思い立ったのが、先日小島で見かけた「カフェランチ」の幟旗。

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2年前にオープンされたカフェ「Na*ga-no ナ・ガーノ」さん。以前「吹き上がる若葉のごとし島のカフェ ②」でご紹介したように長野県の特産「お焼き」が売り物でしたが、ランチも始められたご様子。

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頂いたメニューを眺めてベジ対応がメインなのかと尋ねれば

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お薦めは「ネラ玉子プレート」で「タンカン入りのパンか白米か雑穀米をお選びいただけます」とのこと。重ねてネラと何かを問えば「ネラ種という黒い鶏です」とのこと。それでは雑穀米でそれをと注文し、ネットでネラを検索すれば、へ~~。

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さて、どんなランチを頂けるかと待つことしばし……

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雑穀米は程よい炊きあがり。お焼きがスパイシーな風味のスープとよい相性。鶏ハムは塩味が強めですが白米とならちょうどかも。テーマとなっているネラの温泉卵は……醤油を掛けすぎて味はよくわからなくなってしまいました。せっかくなのに済みませんと産んだ鶏に謝りました。

屋外の六角東屋で風に吹かれながら気付いたことが一つ。先日伺った平内の海泉茶屋さん「屋久島トリッコロール 第19回 海泉に揚がる海老カツ湯気の立ちでもそうだったのですが、どちらも少しばかりご年配のおひとり様男性客がママさんと世間話をする光景。

六角堂でもおひとり様のお客様は多いのですが、気に入られた本を読んだり、外の風景を眺めたり、パソコンを開いて勉強や仕事をされたり、まったくもって気儘にどうぞの世界です。

地元で長く暮らす男性のおひとり様は、やはり感じの良いママさんと何気ない会話を楽しめるお店がお好みなのかな……と。

この10年ほど、屋久島で訪れた140軒ほどの飲食店で折々感じたことですが、多様なお店があればこそ自分にとって居心地の良い場も見つかるというもの。様々な願いに応えてくれるいろんなお店が島に増えていくことを願ってやみません。

次回は、しばらくの休業開けと共にランチ営業を始められたあのお店のご案内をしようかと。

敬具