屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

白雲や歯に沁み通るかき氷

拝啓
 
夏真っ盛りの屋久島。県道を走っていてもあちこちで「氷」の幟を目にします。
 
かき氷と言ってもお店によって味も盛り付けも氷の舌触りも、持った器もいろいろ。今回はそんなかき氷比べで島の夏を感じていただくことに。
 
まずは宮之浦のフェリー乗り場にある「雪苔屋」(http://yukigokeya.blogspot.jp/)さんのかき氷。
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手回しかき氷機でかいて盛ったかき氷はきめが細かくふわふわ。
パッションフルーツのシロップも上品で何とはなしに都会的です。
練乳のピッチャーは安房の埴生窯さんで焼いてもらった器です。
 
こちらは餡蜜。白玉の弾力がよろしいようで。
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鹿児島でかき氷といえば「シロクマ」。屋久杉ランドに上がる道沿い、屋久杉自然観の手前にある屋久杉縄文ドライブイン」(http://www.yakushima-marche.com/cust-spot/5794/)さんで食べられます。
コテージにご滞在のお客様をご案内して撮影。
 
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どれほどのボリュームかお分かりいただけますか。
何人かで一匹注文して、取り分けて食べるのがよろしいようです。
 
こちらは窯焼きホットケーキのミニアイスクリームとドリンク付きセット。
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これも、どこがミニアイスクリームなん!と思わず突っ込みたくなるボリュームです。
 
こうした通年営業のお店のカキ氷もよろしいですが、地元のおばちゃんが夏限定で開いている地域に根差したお店のカキ氷もまた格別。
 
その一つが六角堂のある麦生集落にもそんなお店があります。県道沿い、地元商店「岩田屋」と「瀬山鮮魚店」の向かいにあるバンビさん。
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やっているのかいないのかわからぬたたずまい。天皇皇后が穏やかな表情で並んだ写真のカレンダーが掛る無人の店先から、奥に向かって声をかけるとオカアサンが笑顔で応対。
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数あるかき氷の中でも自家製パッションシロップやマンゴーシロップが自慢の商品です。
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マンゴーシロップは器の中にもちゃんと入っている二重構造。
シロップが足りなければ継ぎ足してくださいます。
 
島の夏の風物をそれぞれのお店で楽しんでいただければ幸いです。
 
敬具