拝啓
いよいよGW突入で島の県道にも「わ」ナンバーの車が目立つようになりました。ところが①火・水曜日は定休日の店が多い②午後2時過ぎから5時まで休憩する店がほとんどといった島独特の飲食店事情のため、観光途中に食事を食べそびれたお客様が「日・月・火OPEN」の看板を立てている六角堂イートハーブにもおいで下さり誠に申し訳なく休店をお伝えすることしばしばです。
そんな初夏、島の北部宮之浦と南部の原(はるお)に新たなお店がオープンしました。
宮之浦港のフェリーターミナルの2階にオープンしたのは「喫茶 雪苔屋」(http://yukigokeya.blogspot.jp/)さん。
去年まで六角堂でかき氷屋さんをしていたクマちゃんとマリナちゃんが、いよいよ自分たちのお店を持ちました。
仲間に手伝ってもらいながら二人で内装を手掛けた店内はとてもキュートです。
島で人気の商業デザイナートリコさんが開くお洒落な雑貨屋「日具」(http://niid-design.blogspot.jp/)も同居。
喫茶店らしくメニューの表面はのみもの
月の満ち欠けによって内容が変わるハーブティーをいただきました。器は安房の「埴生(はにい)窯」山下さんの最新作です。
メニューの裏面はたべもの。お馴染みのカキ氷やあんみつの他に、クマちゃんオリジナルのチキンカチャトーラ(Cacciatore=イタリア語で「猟師風の」という意味のイタリア料理)がデビュー。
今回はごはん付きのスパイシーチキンカチャトーラをいただきました。
そんなお店の絶品は二人の笑顔。
朝9時から10時までは朝食セット500円も食べられます。ぜひ一度足をお運びください。
さて、もう一軒は原(はるお)の洋食屋「オリオン」さんの隣にオープンした和定食屋「食堂 もっちょむ山荘」さん。
てんぷら定食や寿司定食などがありますが、今回は日替りランチ(当日は鶏の唐揚げ)をいただきました。
島民は定価の2割引きというのがすごいです。
新しいお店ができると観光のお客様も選択の幅ができて大変結構。島に住む人たちも外食の楽しさを気軽に味わえるようになれば、お客様の総数はぐんと増えるはず。新旧同業同士刺激し合って屋久島を「美味しい島」にしていければ幸いです。
小さなパイを巡って縄張り争いに明け暮れる猫のようにだけはなりたくないものです。
敬具