拝啓
前回に引き続き、今回もまたパン屋さんのアップルパイ。
安房のヒロベーカリーさんの一品です。
ふんわりした生地とこっちりしたリンゴの触感のコントラストにヒロベーカリーさんの持ち味がよく出ているかと。
春牧のシイバさんにも立ち寄ったのですが、残念ながら当日はアップルパイはなし。
栗のタルトが保冷ショーケースの中で光っておりました。
パン屋さんで思い出したのは、今から40年ほど前のこと。
京都伏見の大手筋の近くに住んでいた頃、不二家の店先のワゴンに積まれてあった『アップルロール』(焼きリンゴの入った直径20㎝ほどの丸いパン)がタイムセールで安くなっていたのを晩飯代わりに食べておりました。
不二家のサイトで確認したところ、もう製造されていないようで、アップルパイの紹介しかありませんでした。
不二家の経営はこの数年厳しくなって、それにコロナ災禍が追い打ち。
いくつもの町からペコちゃんが去っているとか。
悲しいことです。
さて、六角堂の書棚には題名にアップルパイの入った作品が二冊。
一冊はウクライナの絵本作家バレリー・ゴルバチョフの『アップルパイはどこいった?』(徳間書店)。
もう一冊は矢崎存美の『ぶたぶたと秘密のアップルパイ』 (光文社文庫)。
ついでながらぶたぶたシリーズはあと二冊ございます。
よろしければ、次回ご来店の際にお目通し下さいませ。
敬具