拝啓
沖縄は例年以上に早く梅雨が明けたようですが、
屋久島は梅雨真っ只中。
ここ数日お日様もお月さまも顔を見せてくれず欝々ですが、
島の緑はますます深く。
今回は、コロナ災禍でご来島いただけなかった皆様に、
テクテク歩きながら撮った里の花々をご紹介いたします。
いずれも、六角堂から歩いて巡れる里の花です。
アジサイの盛りですが、それは次回まとめて。
白百合もあれば鬼百合も
野性のクチナシは
五弁もあれば六弁も
冬が盛りのツワブキきやら
ポインセチアで季節が混在。
シャクナゲの残り花やら
香り豊かなシャリンバイと一緒に
遅咲きの桜も
道端のアザミの花の傍らには
モンステラやら
クワズイモの白い花
見上げればホトウ、フトモモの花
月桃の蕾もみずみずしく
それとよく似た花を咲かせる団子の花
名前を知らない花々はいくつも
落ちた花はヒトデのようにも星の様にも
半ば自生化しているハイビスカス
家々の庭から湧き出すブーゲンビリア
合歓の花でしょうか
鹿児島県の県花カイコウズも色艶やかに
ミニ薔薇は色とりどりに愛らしく
野イチゴの実は草むらに
麦生の畠には島でも少ないコーヒーの花
藪になった畑からはバナナの花も
すでにたわわに実ったバナナも
パパイアの実もムクムクと
それがポロリと路上に落ちて
歩けば他にも何の実だか
ダチュラの花が風に揺れ
野性の朝顔のようなか花弁が雫を垂らす
五月梅雨入り前の屋久島の里。
アジサイと六月の花特集も、お楽しみにしていただければ幸いです。
敬具