屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

『第1回 屋久島カフェ巡り』 その3(ボンボンポイ第22+2回)平内 屋久島最南端のカフェ シーサーシーサーさんの善哉

拝啓

2020年1月15日から始まった第1回屋久島カフェ巡り(主催者: 屋久島カフェ巡り実行委員会、一湊珈琲焙煎所)。

三店目に伺ったのは平内のカフェ、珈琲 シーサーシーサーさん。

小島から平内にかけての県道を海側に入る枝道各所に看板が。

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レトロモダンな外観のお店に入れば

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入り口にはシーサーがお出迎え。

2009年8月にオープンしたお店のオーナーさんは、大阪から移住されたダンディなご主人とにこやかな陶芸家の奥さま。

落ち着きながらも明るい雰囲気の店内には奥様の作品がずらり。

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トカラ列島を眺望できる掃き出し窓には、西陽を和らげる装飾が。

メニューはと言えば

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「今日のおすすめコーヒー」はこちら。

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肌寒い日だったので、温かいぜんざい(焼き餅入り)と、それに合う少し濃いめのブレンド珈琲を頂くことに。

待つ間、店内散策すれば目に留まったのが干支の鼠の焼き物。

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数十個作ったねずみの最後の一匹だそうで、残り福とばかりに頂きました。

そこへやって来たのが一椀のお善哉。

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程よい甘みの小豆&香ばしい焼き餅の善哉は珈琲との相性抜群。

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関東地方の善哉は汁気のない餡。

一方、関西では粒餡入りの温かい汁物が善哉で、漉し餡を用いた汁物が「汁粉」というのが一般的。

やはりオーナーさんが関西出身だけのことはあります。

 後で気づいたのですが、お店のラッピングシールには「OKINAWAN Café & Zenzai の表示。

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「善哉」の語源は仏が弟子を「よきかな」と褒める時に使う言葉であり、サンスクリット語の素晴らしいを意味する「sadhu」の漢訳だという説も。
いずれにせよシーサー善哉は、よきかなです。

 

で、いよいよスタンプ押印……と思いきや、マスターのサイン。

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お店の「豚印」は枠に収まらないので、サイン+シャチハタにされたとのこと。

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マスターは大の釣り好き。

観光客の方でも渡船での磯釣りやジギングに興味がある方にはいろいろアドバイスして下さるそうです。

シーサーシーサーさんの場所は名刺の絵図をご参考に。

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このシーサーシーサーさんの位置をGoogleマップで確認すると

北緯30°14分00.7秒 東経130度30分55.4秒

屋久最南端カフェです。

 ちなみに南端第2位カフェは3秒違いで湯泊の「喫茶はまゆ」さん。

北緯30度14分03.5秒 東経130度28分40.2秒

 

では、屋久最南端飲食店は何処かと言えば

北緯30度13分59.6秒 東経130度29分03.2秒

平内海中温泉のすぐそばにあるお食事処「海泉茶屋」さん。

シーサーシーサーさんよりわずか1秒だけ南。

せっかく観光に来たのなら最南端のお店でランチを食べたいとおっしゃるお客様のために、さらっとご案内。

平内の集落を西へ抜けてしばらく進むと陶芸工房「屋久島焼 新八野窯」さんの看板の向かいにランチの旗が出ていれば営業中。

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店内はテーブル三つとカウンター席。

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定食メニューは三種で、大変お値打ちな飲み物とデザート付き。

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Aランチ➃海老フライ&野菜の串揚げはこんな感じ

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自家焙煎の豆をサイフォンで淹れて下さるのは、ひょっとしたら島内で海鮮茶屋さんだけかもしれません。

さて、次回は屋久島最南端の岬があり、

キリスト教にも縁の深いあの集落のあのお店のご案内です。

キヨコンネガイ(一湊)
Kiina(志戸子)
一湊珈琲焙煎所(宮之浦)
Cafe and bar gecko(宮之浦)
mori cafe (小瀬田)
雪苔屋(船行)
日と月と(安房
スマイリー(安房
Warung Karang(安房
tama cafe(安房
Na*gano(小島)
シーサーシーサー(平内)

続く