屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島ボンボンポイ第7回 神奈川発大阪経由 姉御肌のkiinaレモンタルト

拝啓

始めて屋久島を訪れたお客様が語られる「思っていたのと違う」島の印象の第一は山容の険しさ。『癒しの島』の山はもっとなだらかだと思っていたらゴツゴツのガクガクで驚いたと。そして島の意外な大きさ。日本の離島の面積は
  1位 沖縄島
  2位 佐渡島
  3位 奄美大島
  4位 対馬島
  5位 淡路島
  6位 天草下島

  7位 屋久島
  8位 種子島

屋久島が日本で7番目に大きい島だということをご存じでない方も。
屋久島が鹿児島県にあることを知らない方もいるのですから当然かと。

そんな県道一周100㎞の島、北部(旧上屋久町)と南部(旧屋久町)では気候も作物も風土も、人柄さえもが違うという方もいらっしゃり、南部に住んでいると空港を越えて北部に行くことは用事がない限りまれになります。

ただ、六角堂では仕入れの関係で月に二度ほど北部の宮之浦へ。
せっかく時間とガソリン代を費やして行くのですからお楽しみもと……

道すがら、安房に新規出店が予定されているお店の前を通ると
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ご夫婦仲睦まじく看板作り。開店間近かと思いきや、三月オープン予定とのこと。

そして宮之浦を過ぎ志戸子のガジュマル公園横にあるkiinaさんへ……
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行ったのですが、店へのアプローチの前に立つとCLOSEの看板が!
フェイスブックでは5時までやっているはずだったのに、
何かの間違いかと奥に進めば、大丈夫とのことで一安心。
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早速レモンタルトを注文し、それに合うお飲み物は何かと伺えばブレンドコーヒーとのことでそれを一緒に。
待つ間、様々な小物や雑貨に満ちた店内うろうろ。
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其処此処に猫が潜んでおりました。
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奥の座敷には本箱が
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その上に、布の貼り絵の人魚がなんとも愛らしい笑顔でひっそりと。
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手に取ったのはバージニア・リー・バートン作、石井桃子訳、岩波書店刊行の「ちいさいおうち」
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ゆっくり絵本を捲るうち、珈琲とレモンタルトの登場。
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レモンの風味もさることながら、しっかりとしたタルトの生地がさっくりと。
フォークで掬うたびごと楽しい気分に。
たまたま居合わせたクリエイターの女の子にアドバイスするママさんのレモンタルトは気風の良い姉御肌かと。

珈琲をすすりながら「ちいさいおうち」の最終ページ。
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なにやらkiinaさんの思いが語られているようで。

志戸子の岸壁にずらりと並ぶ野良猫を横目に
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当初の目的の買い物に向い、わいわいランドに立ち寄ると……
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どうやら以前ご案内した「こむぎこ」屋久島カレー事情 第66回 神山を愛でる花火に幸願う)さんが悠楽さん(屋久島カレー事情 第59回 森に虹魚介香し島カレー)と一体となって再オープンのご様子。

それに加えてもう一つ、悲しいお知らせも。
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これからの寒い時期、「プコチュ」さんのピリ辛熱々のチゲを頂けないのは何とも寂しい限り。

島での飲食店の開業は街より簡単ですが、それを続けて育てて行くことは街以上に人手やコストや何やらで大変。
観光客中心のお店は12月も半ばになると冬季休業も。
幸いにもkiinaさんは年末年始以外は開業とか。
ありがたいことです。

kiinaさんのお店情報は
http://www.sds-yaku.server-shared.com/kiina/

のんびり冬のカフェ巡り、それも屋久島の楽しみ方の一つかと。六角堂コテージではただいま冬の特割中、よろしければまず次ページへ。

敬具


屋久島ボンボンポイ インデックス

平内     珈琲シーサーシーサー  自家製アイスクリームぜんざいとエルサルバドル珈琲
長峰     島cafe ラ・モンステラ スフレチーズケーキプレート&モカ珈琲
小瀬田  mori café  スフレチーズケーキ&紅茶
湯泊     喫茶はまゆ Baked cheese cake
原        ノマドカフェ リンゴいっぱいのケーキ&紅茶
尾之間  ペイタ もっちょむケーキ&フェアトレード自然栽培珈琲
安房     smiley デコレーションシフォン&いろは薬草園月姫茶
永久保  雪苔屋 リンゴケーキとさらり珈琲
湯泊     珈琲はまゆ  シフォンケーキのキャラメルリンゴサンド&白川茶園プーアール茶
湯泊     珈琲はまゆ カボチャプリン&ミルクティ 屋久島女性移住者カフェ案内付き