屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

若竹も突き処なし梅雨の雲-愛子の里

拝啓

梅雨前線は沖縄南方まで下がっているようで、雨こそ降らないもののどんより空で肌寒さすら感じる屋久島麦生六角堂。

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こんな日にはあのチャンポンの幟立つ店へと思って車を走らせたものの、何と珍しく閉まっていました。そこで車をさらに走らせ、以前から気になっていたあのお店へ。

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小瀬田の宮之浦寄りにあるかからん団子やつの巻などを商う売店「愛子の里」。先月から店の窓に「ランチ始めました」の表示があるのが気になりつつ、毎度通り過ごしていたのですが、今日はそれを目指して入店。

恐る恐る「ご飯食べられますか?」と尋ねると、今まで見掛けなかったお兄さんが「ハンバーグ定食と二種類のパスタがあります」とのこと。お薦めされたこの季節にしか食べられない「マタケとエビのパスタ」を注文。待つことしばし……

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まずはカボチャのポタージュスープにポテトサラダ、ゴマ風味のドレッシングが運ばれてきました。そしてパスタ、塩味が強めですが甘味のあるカボチャのスープと相性よく、パスタの茹で加減とマタケの触感も似合っていました。

ただ、出された道具が。フォークを頼んだのですが用意されていないとのこと。焼きそばは箸で食べるのだから、これもまた島の店らしくてよいかと妙に納得。ただ、「皿に残るソースを平らげるには一切れのパンがあれば」と思っていたところに「焼くのが遅くなりました」とパンが登場。甘味の強いフワフワパンで皿もすっきり完食させていただきました。

すると……

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コーヒーとかからん団子が登場。ヨモギの風味にほっこり一息付かせてもらって800円はお値打ちです。

それぞれの地区のご婦人が運営されて食事もできる楠川の「じょんこう」、麦生の「むいごっ娘」と並ぶ小瀬田の「愛子の里」になるのか。次回はハンバーグ定食を試してみようと思いつつ、トロトロ帰路につきました。

敬具