屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

時雨止み淡き日を浴びひと眠り

拝啓

島には季節折々に様々な果物が実を付けます。今、無人市でよく見かけるのはグアバ。種が多いので生食には向きませんが、手間を掛けてジュースにすると結構おいしくいただけます。

そんな中で「果物」と言ってよいのかどうか、少しためらうのがこれ。

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先日「六角堂さんにはこの実が似合う」と頂いた立派なモンステラの実です。六角形の鱗のような皮がボロボロ落ちて来たところが食べ頃。味はパイナップルに似ていて、触感はバナナの様。

六角堂の庭で実を付けているモンステラの今朝の様子はこんなんです。

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実の付け根の皮はだいぶゴツゴツして来ましたが、熟すにはまだまだ日が掛りそうです。ふと見るとモンステラの葉の隙間からカマキリがこちらを窺っていました。

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冬に備えて虫たちも結構忙しいようです。

屋久島特産のポンカンやタンカンの畑では実の生育をよくするための芽切り作業が行われているようです。後ひと月もすればポンカン、年が明ければタンカンの実で黄色く染まる屋久島。

寒さに震える土地に暮らしていらっしゃる皆様、どうぞ冬の屋久島で一週間ばかり、のんびりぼーっとお過ごし下さい。

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通勤招き猫のニャーは、皆様のご来島を待ちくたびれて居眠りばかりしております。

敬具