屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

思い出は苔のむすまで永くあれ

手づくり体験案内 第1回 フォーマサンヒロの苔玉作り

拝啓

6月初めに梅雨入りした屋久島。この数日は梅雨前線が島の上空を上り下りで結構な振りが続いております。せっかく島においでのお客様も外遊びがし辛いご様子。梅雨が明けたら明けたで、今度は台風による豪雨も待っています。

そんな屋久島で、少しでも島の自然や文化に親しんでいただける機会を見つけていただこうと、島の其処此処で密かに行われている「手づくり体験」の場をご紹介することにいたしました。

その第1回目は屋久島の雰囲気たっぷりの苔とガジュマルを素材にした苔玉作り。

すでに一月ばかり前の5月末、高平のペンション「フォーマサンヒロ」(http://formasanhiro.com/)さんのご指導で、麦生のポンタンカンなどでも販売されている苔玉作りの体験をさせていただきました。

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種から育てた屋久島産のガジュマルの根にミズゴケを巻き付け

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その上からふかふかの苔を巻き付け

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糸でくくれば完成。

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と口で言うのは簡単ですが、作業時間1時間ほど、結構神経を使いました。

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その分、出来上がったオンリーワンの苔玉には愛着を感じます。

東京でも苔玉や苔盆栽が若い女性の間で人気上昇中とのこと。水の島を象徴するような苔玉を自分の手で作ってお土産にして、街の窓辺で世話をするたびに島の思い出もじんわり深まり、もう一度屋久島を訪れたくなるに違いありません。



敬具