屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

島なれどカフェある暮らし憩う初夏

拝啓
 
先日は宮之浦のフェリーターミナルに4月25日開店した「喫茶 雪苔屋」&「雑貨 日具」を紹介しましたが、
今日はその一か月ほど前に志戸子(しとこ)ガジュマル園脇にオープンしたkiina~カフェ&てづくりコモノ(http://www.sds-yaku.server-shared.com/kiina/)さんを覗いてまいりました。
 
ガジュマル園入り口駐車場の公衆トイレの前に青い看板。
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お店は駐車場から見える白いブロック塀の奥。
隠れ家のようです。
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店に入るとレトロな雰囲気に満ちていて
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趣味の小物も並んでいます。
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今回は「ミニフォカッチャサンド・ミニポタージュスープ付」500円を注文。
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ナス入りフォカッチャはしっかりした味でスープとも良い相性。
※ 2021年1月22日、フォカッチャにはさまれているのは「ナスではなくサバ節」だったと判明しました。
訂正してお詫び申し上げます。
今回は頂きませんでしたが、三色シフォンケーキが目を引きました。
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「雪苔屋&日具」が関東風ならば「Kiina」は関西風の雰囲気。
移住者の店はそれぞれの出身の味わいが出ていて面白いものです。
 
志戸子を後にして一湊まで足を延ばし、
すでに老舗の風格漂う「一湊(いっそう)珈琲」(http://issou-coffee.com/)へ。
 
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本日のコーヒーインドネシア リントン ニフタ」を味わいました。
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書架にあった山尾三省の亡くなられた奥さん山尾順子作『笑太郎と踊念仏』(屋久の子文庫1988年初版)をゆっくり読ませてもらいました。
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生活臭から離れた空間に身を置き、ホォーッと一息つける美味しいコーヒーをすすることで日常の暮らしの中で忘れかけていた何かを思い出すことができる。
自然にあふれた島であってもそれは同じこと。
いや、ある意味閉鎖的な離島だからこそ、それは一層大切。
そうしたカフェ(喫茶店)の効用=役割をしみじみ感じた一日となりました。
 
敬具