屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島あいすくるりん 第21回 コロナの陰差しつつも夏本番 平内 ナーユーカフェ

拝啓

記録的?に遅かった屋久島の梅雨明け。

一気に広がる夏空の下、コテージの掃除に加えて大工仕事や庭仕事でさんざん汗を掻いた夕方には、どこぞのカフェでしばし休息するのがささやかなお楽しみ。

先日伺ったのは永久保雪苔屋さん。

「離島カード割」になるよう珈琲とクッキーに加えて頂いたフルーツポンチが絶品。

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器に浮かぶハート型の氷がときめきの始まり。

一掬い毎に変わる何種類ものフルーツの触感と香りにわくわく。

ぐび~~っと汁を飲み干して、ああ体が欲しがっていたのはこれだったのだと大満足。

 

そこで今日は、はまゆさんの珈琲ゼリーパフェを頂こうと湯泊に出向くと……

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なんとまあ、以前ママさんが「様子を見ながら営業日を考えます」とおっしゃっていたことが現実に。

ハァ~~と溜息つきつつ車を戻し、県道を辿れば……

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平内の集落を抜けてすぐにブルーシートが掛けられた看板。

それは確か「珈琲シーサーシーサー」さんの看板のはず。

よもや廃業されたのかと海へと坂道を下れば……

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入り口に「都合により休業中」の張り紙。

今年の夏はママさんお手製のアイスクリーム善哉を頂くことは叶わぬやも。

それもこれもお年頃のご夫婦ゆえの判断か……とがっくり。

 

そのまま六角堂に帰るのは忍びなく、

気を取り直して向かった先は平内ナーユーカフェさん。

沢山の島外のお客様が島を訪れて下さった4連休中はお休みされていたものの、今週は通常営業に。

パッションフルーツプリンのパフェジンジャーティーをお願いしたところ、

残念ながらプリンは売り切れとのこと。

そこで「離島カード割」が使えるようジンジャーティーに何をどう組み合わせたらよいのか思案。

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結局ママさんのお薦めに従って、

「桃」+「ココナッツとパイナップル」の二種盛アイスクリームに決定。

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パッと見には桃とパイナップルの区別はつきませんが、桃は微かな桃色に。

一口掬えば上品な桃の香りがほんのりと。

ジンジャーティーを一口すすれば、おや?以前とは異なる風味と甘さ。

聞けば「新生姜なので辛みが少ない分だけ甘味が強く感じるのかも」。

夏バテに効きそうな滋養がたっぷり。

そしてパイナップルアイスを一匙含めば、華やかなトロピカル風味が口いっぱいに広がって、島に夏が来たことを実感。

 

島の其処此処にコロナの陰が差しておりますが、

それでも夏はやって来た。

原のノマドカフェさんも近々テイクアウトでオープン。

尾之間のボンクラードさんもランチ営業再開とか。

頂いた元気を元に、ちんたらスパイシーブックカフェもいよいよ再起動準備です。

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敬具

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