屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

台風の災い転じて福となす 暇な時間の使い方一例

拝啓

本来ならばコテージにご滞在されるお客様をお迎えし、あれこれのご要望に応えるはずだった週末。台風による欠航でご来島頂けず所在ない中、思いつくことあり。

フェリー欠航二日目を迎えスーパーの棚はガラガラのはず。通常の閉店間際と違って島内に観光客はごくわずか。その在庫を確認すれば、島民の消費傾向が分かるかも……という訳で、夜6時過ぎに尾之間のAコープへ。

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入り口のパンコーナーは一品残らず完売。常温でも保存しやすく、電気や火が使えなくても食べられるからか?

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向かいの総菜コーナーにはつけ揚げと鶏レバ煮込みのみ。つけ揚げはともかく、何故に鶏レバーが。値段の割に量が少ないからか⁈

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肉コーナーには大ぶりの骨付き鶏モモと値段の張る牛肉のみ。まあ、そうでしょうね。

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意外にも練り製品も完売。停電した時カセットコンロで鍋でもするのか?

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豆腐・納豆コーナーもほぼ完売。納得。

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レトルトカレーの棚に残っているのは「辛口」。やはり島民は甘口好みか。

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カップめんコーナーで一番残っていたのは天麩羅ソバとワサビ風味の焼きそば。ソバよりウドン、ワサビの辛味も人気無し。

以上の探索の末、残っていた総菜の鶏レバとワサビ風味の焼きそばを購入し実食することに。

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どちらも個人的には全く問題ないばかりか、好みのお味。

そこから導き出されたのは……「島の多くの飲食店にはない味をリーズナブルな料金でご提供すること」=「親しんで無かったものを有りにすること」が六角堂イートハーブの社会的・文化的かつ経済的役割であることの再確認。

「なんともはや、お暇なことで」と笑われるかもしれませんがピンチはチャンス、災い転じて福となす。そうでもしていなければ精神的に持たない島暮らしです。

敬具