屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

伝えたい思い伝える絵文字あり

拝啓
 
夕方から降り始めた雨は、夜10時を回っても降り続け、どうやら明日も雨。明後日の日曜日もすっきりしない天気のようです。
 
11月からは日・月曜日、週二日間の営業。さて、どんなカレーを楽しんで頂こうかと思案に暮れながら夜が更けていく金曜日。開店からまもなく半年、営業日も第20回を迎えるのでそろそろメニューも固定しようかと思いつつ、まだまだ手探りの秋です。
 
「カレー」というだけならどこの飲食店でも食べられますし、お昼にちょっと食事やお茶ができるカフェも島にも増えてきました。そこで、道草を食うようでもありますが、まず道行く人にお店の性質を発信する看板からということで、作りかけの県道脇看板を仕上げました。
 
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ごちゃごちゃした子供のおもちゃ箱のような看板ですが、それが案外六角堂らしさを表しているかもしれません。
 
車でさっと通り過ぎる人、日本語が読めない人、文字を読めない人にも、ここで何かしらおいしそうな食事や飲み物が得られそうだと思ってもらえるように工夫したつもりです。
 
右上の○は「日・月曜日11時から17時まで営業」、中段の○は「カレーとコーヒーあります」、左下の○は「パソコンや携帯の充電可・小さなお子様連れ歓迎・車いす用スロープとトイレあり」のつもり。
 
本当は真ん中の○「Spicy Book Cafe」がメインで、「島の図書室や書店では手に取りにくい本や絵本や詩集をめくりながら、お腹がすけばカレーやホットサンドを、口が寂しければコーヒーやチャイに焼き菓子をかじって、のんびりとしたひと時を過ごしていただけるお店です」という六角堂香草食堂スパイシーブックカフェ・イートハーブの特徴をお伝えしたかったのですが、まずはいろんな方にお店に来ていただくことが第一と思って、絵文字だらけの看板になりました。
 
ちなみに「店」は、土曜日には「店」、日・月曜日は「店」に変わります。
 
そして「Book Cafe」らしく、週替わりで「今週のおすすめ絵本」をご紹介させて頂くことにしました。
 
イートハーブ今週のおすすめ絵本~第1回 ぞうのせなか
 
2006年に出版された秋元康の小説『象の背中』は、翌年に井坂聡監督、役所広司・今井美樹主演で映画化されました。そして同年、講談社から絵本『ぞうのせなか』(作:秋元康、絵:網中いづる)が出版されました。
 
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死期を悟った象の父親が、息子のポッポに生きていく上で大切なことを無言で伝えていく物語です。
 
ただ世間では、この絵本より城井文によってDVDアニメ化された作品を絵本にリメイクした『象の背中 ―旅立つ日―』、『続・象の背中 ―バトンタッチ―』(共に原作:秋元康、原画:城井文、光文社刊)の方がよく知られているかもしれません。
 
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三作品とも店内の楕円テーブルにありますので、お手にとってご覧ください。
 
講談社の絵本は読み聞かせしてあげれば幼児でも理解できます。光文社の絵本は酸味の利いたコーヒーに合うかもしれません。
 
また店内のCDコーナーには「象の背中-旅立つ日-」の文章を歌詞にして歌ったCD「旅立つ日」(JULEPS-ジュレップス)もございますので、よろしければご試聴ください。
 
ところで、第一回の絵本紹介がなぜ六角堂のシンボル「山羊」でなくて「象」なのか。その秘密は屋久島の陶芸作家、埴生窯の山下さん(http://www1.ocn.ne.jp/~al-ginka/)に「歓喜天~ガネーシャ」を模して試作して頂いた焼き物にあります。どんな象の像なのか、これも手に取ってご覧ください。
 
敬具