屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

新芽吹く宮之浦 voodooboo & scale 屋久島ボンボンポイ第81回 屋久島カレー事情第126回

拝啓

六角堂の脇を流れる通称ホトー川(正式名称スエゴンドウ川)のホトーの花が例年よりずいぶん遅れてやっと開き、

六弁のクチナシが清らに香り始めたかと思いきや

沖縄も奄美も飛び越して5月16日に九州南部は梅雨入りに。

空も海もグレーが垂れこめじょぼじょぼ雨が降りしきり、部屋の壁も床もじっとり汗ばむ鬱陶しさにめげる季節到来。

そんな中、宮之浦に新しくオープンして気分の晴れ間を作ってくれた二つのカフェをご案内。

 

一軒は5月初めにオープンした徳洲会病院の山手、香り幼稚園の向かいの『voodooboo』さん。

広々とした店内の奥は雑貨コーナー、入り口脇には園芸温室。
店名からブードゥー教徒の外国人の経営かと思いきや……地元民の看板屋さんのオーナー(マスター)はブードゥー教徒ではなく神道の信者でVoodoobooは神の言葉みたいな意味だそうです。

そして、ブードゥーブーは建物の名前で、マスター曰く『イオンモール』みたいなもん。
いろんなお店を備えたモールのようなお店を広げたいのだとか。
カフェの名は『GRATEFUL CHICKEN CHOPPERS』≒美味しい焼き鳥屋?。

ランチメニューはいずれも鶏料理。
スィーツメニューは鶏肉関係なしの色々。
今回は『Greatful』chicken Curry』を頂くことに。

たっぷりルーはフルーツ系の酸味が勝った優しいお味。
食後に頂いたレモンケーキのアイスクリーム添えとよく合いました。

 
マスターがアメリカ逗留時代に入れた両腕の彫り物は看板屋時代はシャツで隠していたとのこと。
それを見て十五年ほどの前に宮之浦にあった『うふふ』カレーのマスターを思い起こしてしまいました。

Curryは基本キーマカレーでしたが、ああこうしたインド風カレーでお店をやっていけるんだと何やら自信を頂けました。

https://ameblo.jp/pa9/ より画像拝借

どうぞ神のご加護の元、末永く繁盛なさいますように。

https://www.instagram.com/voo_doo_boo_yakushima/

 

そしてもう一軒は、

宮之浦大橋のたもとの昔はラーメン屋、その後AUショップだった建物に入ったSUP+CAFE+BARのお店『SCALE』さんの昼カフェ。

昼カフェを任されているのは倉敷出身の写真家まどかさん。

メニューはスコーンが中心。

今回はレギュラーメニューではなく、黒板の中からプリンを選択。

 奄美のキビ糖プリンは滑らかな舌触り。
すっきりしつつも深みのある上品な甘み。

 

せっかくなので、今日の季節のスコーン『びわジャムのスコーン』を引き連れて六角堂で頂きました。

 仄かなびわの香りとさっくりした触感にほっこり。

どうぞ末永く繁盛なさいますように。

https://www.instagram.com/scale_yakushima/?hl=ja

 

敬具