屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

ちんたらブックカフェ、来週に営業日変更させていただきます(=°・i=)

Space & Spice Lab
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六角堂からのお知らせ

朝ご飯をねだるニャー。

夜食をねだるニャー。

文字通り目まぐるしく変わる「猫の目」。

 

それに倣ったわけではないのですが、

今週予定しておりましたちんたらブックカフェの営業、

諸般の事情により来週に延期いたします。

毎度のことながら、申し訳ございません。

 

その事情の一つが、

弱って倒れかけのモクマモウの伐採。

これまでも突風で倒れて家の軒が破損したことがあるのですが、

一番中央のご老体がどうやら寿命を迎え、

次の台風来襲までに伐採することに。

作業の段取りによっては木・金まで掛かるやもしれず、

カフェは延期にさせていただきます。

 

さて、

屋久島の県道を走っていると、

島の北にも

南にも

ウクライナの国旗?

一日も早い停戦・終戦・慰霊・復興への願いを込めてのことかと。

 

それを見て思い出したのが、

以前もご紹介したことがあるやもしれぬ一つの歌、

「死んだ男の残したものは」。

谷川俊太郎作詞、武満徹作曲によるこの曲は、

ベトナム戦争のさなかの1965年、

ベトナムの平和を願う市民の集会」のためにつくられた反戦歌。

 

「死んだ男の残したものは」

 

死んだ男の残したものは
ひとりの妻とひとりの子ども
他には何も残なかった
墓石ひとつ残なかった


死んだ女の残したものは
しおれた花とひとりの子ども
他には何も残なかった
着もの一枚残なかった


死んだ子どもの残したものは
ねじれた脚と乾いた涙
他には何も残なかった
思い出ひとつ残なかった


死んだ兵士の残したものは
こわれた銃とゆがんだ地球
他には何も残なかった
平和ひとつ残なかった


死んだかれらの残したものは
生きてるわたし生きてるあなた
他には誰も残っていない
他には誰も残っていない

 

死んだ歴史の残したものは
輝く今日とまた来るあした
他には何も残っていない
他には何も残っていない

 

十何年か前、そして何十年か前、

谷川俊太郎の詩の紹介として教室で流した曲のCD。

今でも六角堂のCDライブラリーに混ざって並んでいます。

よろしければ、ご来店の折にどうぞご視聴くださいませ。

 

石川セリ井上陽水のパートナー)バージョンはYOU TUBEでも視聴できます。

死んだ男の残したものは ● 石川セリ - YouTube

 

元々は合唱曲でしたが、

高石友也の演奏で当時の多くの方の耳に届きました。

www.youtube.com

 

今回のお薦めは二人の歌声。

一つは、

倍賞千恵子の熱唱。

www.youtube.com

先ごろ、NHKのラジオで流され大きな反響があったようです。

 

もう一つは、

ハーモニカの音色が切ない小室等

www.youtube.com

 

銃をとって国を守る前に、

声を挙げて一人の命を守りたい。

正義の旗を振るよりも、

手を取り合って一人の命を救いたい。

掌を太陽に透かせて命の温みを感じ合いたい。

 

そんな素朴な思いは、

国籍・民族・宗教を問わず、

すべての老若男女の願いであるはずなのに。

 

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