拝啓
2020年のブログの次の一区切りは『屋久島ほんの気持ちばかり』。
細かい雨の降る午後、ジョンレノン50年目の命日に出向いたのは今年もおでんを再開した安房の「sungun burger」さん。
この日はおでんの準備が整っていないとのことだったので、
いつもの「ミートオンリーW」とホット珈琲を注文し、いつものカウンター席へ。
すると、待っていてくれたのが、
『かがくのとも絵本 サンタクロースってほんとにいるの?』 (文/てるおかいつこ、絵/すぎうらはんも、刊/福音館書店)。
親子の軽妙なやり取りが楽しい絵本ですが、
繰る手が止まったのがこのページ。
サンタが来ない家もあるのは何故かと問う子供たちに、お父さんは、
「びょうきの この そばで あさまで はなしこんでしまって まわりきれなくなったのかなあ」。
これぞホンマの「想定外」。
よくぞそこに思い至ったもんだと感服。
是非、いろんな方に読んで頂きたいと思って、amazonで即(中古本を)購入。
ストーブの炎揺らめく六角堂スパイシーブックカフェ・イートハーブで、ゆるゆるご覧いただければ幸いです……
が、カフェが開く日は未定です。
本が置いてあるお店では、その書棚の一冊を取り出して読むのが楽しみ。
ご飯やお茶と一緒に、お店の方の趣味やら人柄やらまで味わえます。
sungun burgerさんに置かれた絵本はママさんの子を想う温みが伝わってくるよう。
お茶を頂きながらゆったり本を読めるお店が、島に増えていきますように。
敬具