拝啓
島の肉の主役は鶏肉。弁当には必ずと言ってよいほど鶏の唐揚げ入り。カツと言えばトンカツもありますがやはり主流はチキンカツでしょうか。庶民的な島の定食屋でビフカツは見たことがありません。
六角堂スパイシーブックカフェ・イートハーブも基本鶏もも肉。カレーの肉は世界的にはチキンが主流です。
私自身は宗教的なタブーはなく、もちろんベジタリアンでもない上に全く偏食のない食い意地の張った輩ですので豚肉は大好き。特に豚ロースの脂身や豚骨のこってりスープが好物。
そんな私が不思議に思うのは島に「親子丼」があるのに「他人丼」がないことです。卵と鶏は親子なので、一緒に丼に入ると親子丼。卵と鶏肉以外の肉が一緒に入れば「他人丼」。関西では牛肉が使われることもありますが、牛肉を卵でとじたら牛とじ丼やんか!という思いもあり、豚肉を卵でとじたものの方が他人丼の名にふさわしく感じるのは私の勝手でしょうか?
前置きが長くなりましたが、今回の丼紹介は島の「豚丼」三品。
その一品目は春牧の喜楽里さんの新メニュー「豚丼」
この日は旬の筍の天麩羅を添えて下さいました
豚肉の下に敷かれたざく切りキャベツの触感が新鮮でした。やはり豚にはキャベツなのかも。ただ残念ながら卵とじではありません。
二品目は屋久島空港食堂「エアポート屋久島」の「豚とじ丼」
飾りっ気ゼロの店ですが、飛び発ち降り立つ飛行機を眺めながらの食事は格別
しかも島らしいボリューム感と甘みたっぷりの味付けが何とも言えません
ぜひ「他人丼」として売ってほしいものです
そして三品目は安房のじいじ屋さんの「ミニ豚なんこつ丼」
お昼のラーメンにプラス300円で頂けるランチセットのお供
程よく煮込まれた豚肉の触感は心地よく、島らしい甘味の強さが印象的
本体のラーメンについてはいずれ「屋久島ラーメンの細道」でご紹介する予定です。
島では最近、捕獲した鹿の肉を使った料理も増えています。鹿肉を卵でとじた「屋久島他人丼」を島のどこかで食せる日が来ることを心待ちにしております。
敬具
屋久島丼紀行インデックス
小瀬田 空港食堂「トビウオ丼」
宮之浦 四季(とき)亭 「ヒレカツ卵丼」
宮之浦 島むすび 「豚下ロースカツ丼」
尾之間 A-coop 「カルビ丼」
船行 DINING CAFE BAR SLOW「ロコモコ丼セット」
安房 田中屋「タンドリ丼」
春牧 喜楽里 「喜楽里カレーう丼」
宮之浦 雲水 「天丼 海老三本野菜四種」
尾之間 そば屋 「とり天丼セット」
尾之間 モッチョムビュー トーン 「味噌カツ丼」
春牧 安永丸「海鮮丼」+「トビウオの漬け丼」
安房 島・しまキッチン「お肉Wご飯大盛り無料 黒毛和牛ステーキ丼弁当」※2015年12月に閉店
春牧 喜楽里 「鶏めし丼+ミニうどん」、「カツ丼」
安房 いその香り 「海鮮丼」
安房 武田館キッチンハウス 和が家「ソースカツ丼」
安房 武田館キッチンハウス なつみ庵「親子丼」 ※ 2015年11月に閉店
安房 サンパウロ「豚丼」
安房 屋久どん「天麩羅うどん+ミニソースカツ丼セット」
安房 きらんくや「豚丼蕎麦セット」
島外の丼
小瀬田 屋久島空港食堂 「とろろ丼」
宮之浦 ふるさと市場「お勧め料理 あら汁・小鉢お漬物付き海鮮丼」
原 食堂 モッチョム山荘 「天丼」
安房 屋久どん「えび天うどん+■■■漬け丼」
安房 レンガ屋「ミックス丼」
小瀬田 ラ・モンステラ「親子丼」 ※ 2015年10月より無期休業
安房 ファミリーレストランかもがわ「エビ丼」
宮之浦 Bay’s Caf’e Jane「飛魚丼」
安房 萬來軒「麻婆丼」
安房 島・しまキッチン「ステーキ丼」 ※2015年12月に閉店
尾之間 味徳「牛丼」
春牧 みち草「カツ丼」
栗生 松竹「天丼」