屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島カレー事情 第19回 寒中の陽だまりすくう金曜日 「金曜はカレーの日」

拝啓
 
新年も40分の1が暮れ、島はいつもの活気を取り戻すのかと言えば、相変わらずのポカポカ陽気の中、「わ」ナンバーの車の姿もほとんど見ることなく静かに静かに日が過ぎていきます。
居眠りしたまま春が来てくれればよいのですが、そんな訳にもいかず、明後日から六角堂イートハーブ新春第1週目の開店に備えて買い出しに出掛けました。
金曜日の午後は新しい品物がフェリーで到着する店がいくつもあるのです。
 
金曜日と言えば「カレーの日」です。
そこで宮之浦の徳洲会病院の山手にある「陽だまり」でカレーを食べることにしました。
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このカフェは社会福祉法人愛心会が運営する障害者就労継続支援事業所屋久の郷」http://www.kaken-shakyo.jp/kenjiritsukyo/shuro/html/list/kumage/yakunosato.htm)の活動の場として開かれています。
 
今回はハンバーグカレー定食を選択。
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新鮮な野菜サラダとマッシュポテトの小鉢、それに大根の味噌汁が付いていました。
 
カレーの具はジャガイモとニンジンがたっぷり、それに皮付きチキンと角切ビーフが同居して、真ん中に小振りながらもしっかりとしたハンバーグが鎮座。
食べ応え十分のカレーです。
スープでなくて味噌汁なのは栽培している季節の野菜を使い易いからでしょうか。
 
店員さんの女の子はお冷のグラスが空になるとすかさず水を注ぎに来てくれました。
 
「陽だまり」のカレーは、まさに陽だまりでした。
 
「金曜日はカレーの日と言われるのは海軍由来。
大日本帝国海軍脚気対策として取り入れられたのが小麦粉でとろみを付けたカレー。これが「和風カレー」の発祥です。
現在も海上自衛隊では海上勤務で曜日感覚が薄れることのないように、毎週金曜日にすべての部署でカレーライスを食べる習慣になっています。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%BC)
 
海上自衛隊の公式ホームページでは艦艇別、基地別のカレーレシピも公開しています。
(http://www.mod.go.jp/msdf/formal/family/recipe/archive/currey.html)護衛艦同士で競い合うカレーグランプリで優勝した潜水艦部隊のレシピを紹介するページも。(http://www.mod.go.jp/msdf/formal/event/recipe01.html)
 
ちなみに神奈川県の横須賀市は、カレー発祥の地としてよこすか海軍カレー。(http://kaigun-curry.net/about)を地域おこしの起爆剤としていおり、ゆるキャラや「横須賀海軍カレー本舗」(http://yokosuka-curry.com/index.html)なる店もあります。
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公式イメージキャラクターの「スカレー」
一方、同じく海上自衛隊の基地がある京都府舞鶴市でも「金曜日はカレーの日プロジェクト」を起こして金曜日カレーの普及に努めています。(http://kinkare.jimdo.com/
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プロジェクト参加店ののぼり
 
屋久島でも島を挙げて特産のターメリック(秋ウコン)やニンニク、ショウガ、車海老や飛び魚を使ったカレープロジェクトを立ち上げて様々なお店のカレーを応援し、「屋久島特産ターメリックカレー」の幟が県道一周立ち並び、フェリー乗り場でや空港ではイメージキャラクター「薬師魔人カレエンダー」(仮称)が踊りまくって観光客を歓迎する日がやってくることを願ってやみません。
 
島内の人を繋ぎ、島外の人を引き寄せる求心力をカレーは持っていると思うのです。
そのために一番必要なのは、この国が戦争を起こさず巻き込まれない国であり続け、島の人々が集落や職業や島に住んだ年数の差を乗り越えていくことでしょう。
 
「そんなの無理無理」と思っていらっしゃる方、まずはお誘い合わせの上、六角堂スパイシーブックカフェ・イートハーブに足をお運びください。
 
敬具