屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

一冊の絵本手に取るチャイの秋

[六角堂スパイシーブックカフェ・イートハーブからのお知らせ】

9月のこれからの営業日のお知らせ

Open  9月22日(火)・23日(水)と26日(土)・27日(日)

11:30~19:00

9月26日(土) は第6回「島の朗読会」18:00開始予定

拝啓

日ごとに秋めいて、クーラーのない六角堂スパイシーブックカフェ・イートハーブも過ごしやすくなったせいか、ゆったり読書に親しまれるお客様も増えて参りました。

六角堂の文庫の名は「明冥(めいめい)文庫」。スケープゴートの泣き声を模して付けた名ですが、「銘々」お好みの本を手に取ってお茶を楽しんでいただきたいという願いも込めております。4000冊ほどある蔵書のテーマはSEI+SHI=生・性・聖+死・詩・子です。

その中で、カフェの階段を上がったロフトの右手角には、主として第二次世界大戦前後の出来事を題材にした「戦争児童文学」が200冊ばかり並べてあります。

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その横の棚は大切な人やペットを失った人向けの絵本コーナー。40年ほど前の学生時代に買い集めた本に加えて、最新の絵本まで並べてあります。

国民に他国民を殺させることで「国」を守らせたい人々がいつの世にもどこの国にもいます。そうした中、70年前の悲劇を語り継ぐことのできる日本人は少なくなってしまいました。その一方で今も、身近で大切な人やペットに死なれた時の悲しみや辛さを乗り越えられないで苦しんでいる人がたくさんいます。

たった一人(一匹)の死でさえ心に深い傷を残すのに、そしてヒト一人は言うに及ばずネコ一匹イヌ一匹でさえ「殺す」ことに怒りや恐れを感じるのに、ひとたび戦争となれば……誰かにとって大切な人を殺さず、大切な人に人殺しをさせないための知恵を探り育てることこそが、政治や教育の課題であり、大人の責任だと思うのですが……

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文:アリス ウォーカー、絵:ステファーノ ヴィタール、偕成社 (2008/12)

まずは、本当に戦うべき相手はどこかの国の八百屋のおっちゃんやカフェのお兄ちゃんではなく「人に人を殺させて自分(の利益)を守ろうとする者達」なのだということを知ることから。

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文:りぼんぷろじぇくと、絵:井上ヤスミチ、マガジンハウス(2004/7/27)

「子供向け」の本棚ですが、大人が読むべき本がいっぱい詰まっています。どうぞ、温かなエチオピアモカ・コーヒーやマサラ・チャイをお供に、ぜひ手に取ってご覧ください。

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文:谷川俊太郎、絵:江頭路子、講談社 (2015/7/16)

9月    
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敬具