屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

命とはたくましさなり キノコグモ

拝啓
 
日増しに明け方の冷え込みが進み、先日までコテージのお客様の寝具にはタオルケットをご用意しておりましたが、日曜日からのお客様には夏掛け布団をご利用いただいております。
 
それでも庭の片隅に生えたクローバーの黄色い花にはシジミチョウが気忙しく蜜を吸いに来ています。
 
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ハイビスカスの蜜を吸いに来たアゲハの中には、高く舞い上がりながら命を紡ぐ夏の名残の恋にいそしんでいる者達もいます。
 
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一方、秋めいた庭のあちこちで目立つようになってきたのが様々な蜘蛛。力尽きた蝉を糸に絡めて餌食にする姿には、たくましさすら感じます。
 
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そして雨の続いた昨日、雨が上がったらまた草刈りでもしなければと庭を見回っていると、車止めの目印においてある漬物石ほどの花崗岩の下から何やらにょっきり。
 
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雨に濡れて艶やかに光る名も知らぬきのこ。近くに寄ってファインダー越しに覗き込むと、またこれが何とも言えぬお姿で、六角堂コテージを背景にそそり立っております。
 
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ほんの数十メートル四方に命の営みの姿があふれる六角堂の秋。お近くにお出での際は、是非お立ち寄りください。
 
敬具
 
PS.
14日日曜日はあいにくの雨にもかかわらず、六角堂香草食堂スパイシー・ブック・カフェ『イートハーブ』で鶏・豆・海老のカレーをお楽しみ下さったたくさんのお客様に感謝申し上げます。次回はさらに工夫を凝らしておもてなしに努めて参りますのでご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。