屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

六角堂イートハーブ 台風次第ですが週末から営業予定です

六角堂スパイシーブックカフェ
イートハーブからのお知らせ

今回の営業予定

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台風21号の影響にもよりますが 

2122日 ・23 ㊊・24日 

12:00 Open ~ ぼちぼちClosed



拝啓

現在フィリピン沖で日本を窺っている台風21号の名はLAN。アメリカが名付け親でLANは“嵐”を意味するとのこと。

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下手をすると今週末には島や本土を直撃し、大きな被害を与えるかも。その日曜日はこれからの日本の行方を決める衆議院議員総選挙。投票案内はがきが何時になっても届かない上、台風の接近やらお店の都合もあり、今朝9時過ぎに手ぶらで期日前投票所に。

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一か月前の屋久島町議会議員選挙の時も台風18号タリム(鋭い刃先)の襲来前で、期日前投票所は長蛇の列でしたが、今朝は老夫婦一組のみ。受付ではがきが届いてない旨を伝えると「はがきは要りません、宣誓書に必要事項を記入してください」と本人確認の身分証明書の提示もなく投票用紙を渡され……

まずは小選挙区の投票。

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区割りが変更された鹿児島新4区では自民党と社民党の候補者の一騎打ち。分かりやすいことこの上なし。公明党の支持者は自民党候補者へ、たぶん立憲民主党や共産党の支持者は社民党候補者へ、その他の政党支持者や支持政党なしの方は「人物本位」「地縁・血縁・利権」「その日の気分」で投票といったところでしょうか。

次に比例代表と最高裁裁判官国民審査の投票。

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並んだ八つの政党の中に「民進党」の名がなく「立憲民主党」の略称が「民主党」となっているのが不思議な感じ。自民・希望・公明・幸福が仲良く並んでいるのが印象的。

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なんであんなに品性が無く幼稚で危険なトランプを大統領にしてしまったのかと悔やんでいるアメリカ国民、EU離脱が本当のことになってしまって不安に駆られているイギリス国民が海の向こうにいます。

今再び、国益・国難を声高に叫ぶ者が国民=一般庶民に無理を強いている現実に目を向ける。鬱屈した者にとって耳障りの良いスローガンを掲げて大衆を扇動したのがヒトラーのナチス党であった歴史を学び直す。排除の論理に乗ることは理不尽な暴力を生み、いずれ自分自身の自由と安全を奪うことを思い起こしたい。

美味しいものを食べ、家族やペットとのんびり休日を過ごし、見知らぬ土地を旅して好奇心を満たす。少なくとも食べるに困らず雨露しのげ、好きな仲間と笑って過ごせる。そんなささやかな幸せを誰もが手にすることのできるようにするために政治や国家はあるはず。

そして2020年の東京オリンピックをあの戦前の幻の東京オリンピックの二の舞にさせないためにも、高校生であろうと年金生活者であろうと「個人としての権利」を行使し「国民としての責務」を担う。

命の尊厳と多様性を守る。それが屋久島に暮らし屋久島を愛する人々の選択であってほしいと願うばかりです。

敬具

追伸
よろしければ「1940年東京オリンピック Wikipedia」をご参照ください。