屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

おまけの残りをどう楽しむか

拝啓

2026年1月2日は一日遅れの初日の出。

スマホには以前還暦祝いの赤パンを下さった方から、

まもなく古希ですねと紫パンツのプレゼント予約メールも頂いた68の誕生日。

開店前から長蛇の列の『アラスカドーナツ』さんの賑わいを横目に、

小雨ぱらつく中、お宮さんで新しいお札を頂きに参ろうと北に向かえば海から立ち登る虹の橋。

海岸べりに近付きパシャリと写して車に戻ると、こちらに手を振り何やら話し掛けながら近付いて来られる私よりご高齢と思しき女性がお一人……

小さな日傘を差して雨をしのぎつつ仕切りに話される内容は脈絡不明、お名前もお住まいもここで何をしていらっしゃるのかお尋ねしても要領を得ず……

110番通報して待つことしばし。

やって来られた婦警さんにお任せすると、後ほど無事家に送り届けられたとの電話報告が。

折しも前夜、NHKのオンデマンドで小林薫主演の『覚えのない殺人』を再度鑑賞し感慨に耽ったばかり。

ただ「人類の自然寿命38歳説」に基づけば、今年で『おまけの人生』30歳。

本体のみならず、おまけも十分過ぎるほど享受。

後は他者の命や尊厳を、己の生の尊厳を損なうような失敗をおまけの残りでせぬようにと再自戒。

人生最大の失敗を人生最後にすることだけはごめんです。

 

その夜はお世話になっている

healing tripさんで手作りケーキとマッサージでのお祝いを頂き感謝。

https://www.instagram.com/healingtrip_yakushima

翌3日はフェリー屋久島2でご来島予定だったお客様が思わぬご事情でキャンセルに。

そこで『naa yuu cafe』さんでゆっくり関東風雑煮と豚まんのランチ。

雑煮は柚子の香り高く、豚まんは具がずっしりの大満足。

夕方は『ジェラートそらうみ』さんでアッフォガートをズビズバ。

店内に貼られた映画上映会のポスターを見て

冬の徘徊道中に再び芽生えた『ヤポネシアヱビス座』妄想がまたムクリと。

強風を突き抜けて舞い上がる飛行機を眺めながら

昨年の夏と冬の列島徘徊を経て、今年の課題はおまけの残りを「何処で暮らしたいのか」ではなく「何をしたいのか」なのだと再認識。

何はともあれ、まずは山の道路の凍結通行止めが解除され

次にご来島のお客様が無事島巡りを楽しんで頂けるよう願うばかり。

敬具