拝啓
2025年12月26日は車中泊した九州自動車道の山江サービスエリアから宮崎道を経て、

宮崎市内の宮崎キネマ館へ。
特定非営利活動(NPO)法人が運営する映画館として日本で最初に誕生した映画館だとのこと。
【公式】宮崎キネマ館│TOP https://share.google/6KRciEVERqNaNasz2
映画館の建物は細長い箱、羊羹のよう。

スッキリとしたロビーの奥に教室のように並んだホール。

優良な木材の産地らしさを演出した作り。

音響効果がどうなのかは不明ですが、ライブハウスや芝居小屋を兼ねたミニシアター『ヤポネシアヱビス座』も同様な造りにと広がる妄想。
こちらでは『世界一不運なお針子の最悪の一日』を鑑賞。

“3つの選択”が如何にも事実であったかのような展開が面白く、もう一度見てみたいと思った作品でした。
明るい空気感で居心地の良さそうな宮崎の土地柄に、しばし滞在をという気にもなりましたが、何せ27日のキャンセル待ちフェリーに何としても乗らねばの身。
名残惜しさを引き摺りつつ一路鹿児島のガーデンズシネマへ。

映画館のあるマルヤガーデンズに到着しエスカレーターを上がればなんと店内に「フェリー乗り場」が。
まずは下関のポストシネマさんで紹介していただいた本をジュンク堂で購入。

お薦めは真中の『まちの個性派映画館』、両脇はついでに。
ガーデンズシネマさんは39席のミニシアター。

ここで観たのは少しばかり古い2016年のドキュメンタリー『人生フルーツ』の再上映。
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既に主人公のお二人共彼岸に。
深い知性と教養、豊かな感受性溢れる人間の終末に感嘆しつつも遠い存在のように。
やはり彼岸に渡られたナレーターの樹木希林もまたなお。
そこでの大きな収穫は一般社団法人 鹿児島コミュニティシネマ』が運営されているガーデンズシネマの支配人さんとしばし歓談できたこと。
鹿児島コミュニティシネマについて|ガーデンズシネマ | ガーデンズシネマ https://share.google/iehPFP0yHQPfdYur4
ミニシアターの開設や運営に関する情報をいただけた上、ガーデンズシネマとゆかりのある方が屋久島に移住されて六角堂のすぐ近くに住まわれていることを知ったこと。
大切なご縁を得ることができて感謝。
映画館を出て明朝6時半にフェリー屋久島2のキャンセル待ちの受付手続きをするまでまだ10時間以上。
まずは馴染みのネコのいるガストで夕食を済ませ、

鹿児島市内を見渡す夜景はなかなかの一本桜温泉センターでひとっ風呂。
その後、Wi-Fi&電源OK24H営業のJoyfullで朝を待つことに。
2025年12月27日の夜明け前、

気温0℃の港で桜島の背景がオレンジ色に浮かび上がって行くのを眺めながら運命の時を待つことしばし。

日の出と共にキャンセル待ち4番目で乗船可能を告げられました。

これも夏にフェリー屋久島2のゲームコーナーから救出したアンパンマンと、2,000km走って頂いた柴又帝釈天の寅さんお守りのお蔭かもと。

桜島を横に見て、さよなら九州。
すぐさまシュラフにくるまって3時間程爆睡。

デッキに出れば開聞岳ははるか後方、近付く屋久島の奥岳は雲の中。
走行距離5077kmを越えて六角堂に戻れば、留守番猫従業員のニャーが「約束より四日遅れってどういうこと?」と不満げに出迎え。

咲き初めだったツワブキは満開で暖かな陽気にミツバチがぶーん。
この日からコテージにご滞在のお客様のお迎え準備も何とか完了。

翌日はお正月さんのお迎え準備を、しつつ、宗像の道の駅で仕入れたあまおうと「あまおう」と「恋みのり」を頂きながらホッと一息。
ちなみに福岡特産の「あまおう」の名の由来は“あ=赤い、ま= 丸い、お= 大きい、う=うまい“。
一方、2020年に発売されたばかりの新品種「恋みのり」は“収穫(みのり)と想い(恋)が叶うことを願って」と名付けられたとのこと。
『みのり』に明るい未来が開けますように。

福岡の宗像で仕入れたほうれん草は五日経ってもシャキッとしていて、ほうれん草カレー用に茹でてペーストにして冷凍。
残念ながら年内にちんたらカフェを開けることはできなくなり申し訳ございません。
ひょっとしたら新年早々ありかも……
今回の徘徊の主目的は渡るべき虹の橋の足元探し。
会津若松さざえ堂を目指して島原、帝釈天、鎌倉訪問以外にさしたる目当てもなく走る徘徊道中……
漱石の『こころ』聖地徘徊
『天城越え』探索
老舗喫茶店探訪
そしてミニシアター巡り
が湧き出してきた20日間。
各地の六角堂とミニシアターについては改めて特集を。

下田で買った宝くじが当たったんだなと思って下さい。
敬具