拝啓
2025年12月23日の晩に車中泊した道の駅宗像はとても充実した施設でした。
またまた爆睡した24日の朝、開店していた店内を巡れば野菜や魚が豊富で花の苗まで販売。
島に戻って今年最後のちんたらBookCafeでホウレンソウカレーを作ろうと仕入れたのですが……

昼前、折田汽船から電話連絡で「25日は欠航決定、26日は満車の上出航できるか微妙、17日のキャンセル待ちしますか?」と。
そこで思案の末に予定変更。
まずは昨夜下関の『ポストシネマ』さんに教えて頂いた『KBCシネマ』へ。


落ち着いた雰囲気のロビーで待つお客さんのほとんどはシルバー割引の対象者。
ただ、手話を使っている方が何人も見られたのは上演される映画のせいかと。

鑑賞したのはクルド(トルコ)人と日本人聾者が交わる『みんなおしゃべり』。
社会派コメディーとでも言える面白い映画。


ミニシアターながらしっかりした造りの映画館でゆったり鑑賞。
多文化共生と言いつつも当事者の立場に立ち切れていない活動家への皮肉もピリッと効いていて好感度の高い映画でした。
ただ、ゆったりし過ぎて博多の六角堂に向かうと……

既に閉門。
さてどうすんべぇと思案の末、向かったのは以前から巡ってみたかった糸島。
その芥屋漁港の無料駐車場で車中泊。

またまた爆睡して9時過ぎから糸島半島を巡れば、そこここに様々なカフェ。
ただモーニング閉業しているとネット上では表示されていてもオフシーズンのせいか締まっている店も。
加布里漁港のヘキサゴンに興味を持ちましたが営業されておりませんでした。
儂CAFE 糸島(@washicafe.itoshima) • Instagram

糸島半島は渥美半島と同じように農地にハウスが点在。どうやらあまおうを始めとするイチゴハウスのよう。
ただ洒落すぎていてここは自分には向きそうもないなぁと通り抜けて向かった先が、昨夜はいれなかった博多の東長寺にある六角堂。

福岡市の文化財 https://share.google/QUIAiQHLCW5Xunh2c
こちらの六角堂も15年ぶりか。

広い境内に端正なお姿の六角堂。
面白いのは正六角形ではない点。

よく見ればなるほど。

残念ながらお堂の中は拝見できませんでしたが、本堂脇には立派な五重塔。

「福岡大仏」さんはまたの機会にということで博多を後にし、

一路熊本の六角堂観世音本覚寺へ。

六角のお堂の周囲は鉄製の通路が巡っていてその周りはお墓でした。

観音様に一礼し、目指した先はネットで見つけたミニシアター。

市電の走る繁華街のよそではあまり見ない広い道幅の大きなアーケード商店街の中程にミニシアター『Denkikan(電気館)』が。
(熊本の女の子は極端に短いミニスカート姿が多いようにも)

聞けばすごく歴史のある映画館だとのこと。
Wikipediaさんで確認するとDenkikan - Wikipedia
1911年(明治44年)に創業し、1995年(平成7年)に現在の電気館ビルが竣工とのこと。
上映開始まで1時間ほど間があったのでGoogleさんに相談するとすぐ近くに老舗喫茶店があるとのこと。
教えのままに向かった先は「喫茶ミミ」さん。

聞けば創業52年。
如何にもお馴染みさんといった風情のお客様に混じって、初来店と思しき若いカップルさんも。

ミミちゃんセットご馳走様でした。
『電気館』に戻ってホールに入るとなかなかの居心地。

モダンで趣味の良い内装。
ここで観たのは12月19日に封切られたばかりの『星と月は天の穴』。

小津安二郎のようなテンポで黒澤明の『生きる』のようなブランコシーンのモノクロ映画。
それもまた何でまた今更、吉行淳之介の小説を原作にした映画を撮るんだか?と思いましたが……
この映画を見て改めて気付いたというか納得したのはアートとエロの区別の無用さ。

という作品紹介と、
先日、オールナイト営業している浜松のピンク映画館で観た作品の紹介を見比べて頂ければと。

アート系の映画を好まれる方たちの中にはロードショウ館で上映される映画はもとよりピンク映画などもってのほかと拒否感を露わにされる方もしばしば。
ただ「職業に貴賤なし」と同様、映画にも貴賎なしと改めて思う次第。
多様性を尊重するなら猶のことかも。

明けた26日は一路宮崎、そしていよいよ鹿児島へ。
つづく