屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

ゴッホの先に七福神が待っていた

拝啓

本来ならば今頃六角堂に到着し、年末年始にご滞在されるお客様のお迎え準備をしているところなのですが、「想定内」とはいえフェリー屋久島2が25・26日連続欠航し島に渡れず。

しかし渡る海は波風次第、自力でどうしようもない時は悩んでいても仕方なし。

ピンチはチャンスにとばかり12月25日の夜は熊本の老舗ミニシアター『電気館』で『星と月は店の穴』を鑑賞したのち山越え。

今日12月26日は宮崎のミニシアター『宮崎キネマ館』で『世界一不運なお針子の人生最悪の一日』を。

そのあと鹿児島市内に向かってガーデンズシネマで『人生フルーツ』を鑑賞後、毎度お決まりのガストで夕食を取りながら徘徊道程の振り返りを。

 

2025年12月21日、早朝宇治を出立し神戸市立美術館で開催中の「大ゴッホ展」

を参観。

目玉の「夜のカフェテラス」や「自画像」はなぜか間近で写真撮影可。

初期の暗い絵から印象は初志に出会って明るく色調が代わる様子が分かって面白い展覧会でした。

それと共に常設展で紹介されていたゴッホに与えた浮世絵の影響がよく表れた絵の一つが「夜のカフェテラス」だったことを知ったのも収穫。

左が歌川広重の「名所江戸百景 猿わか町よるの景」で右が『夜のカフェテラス』。

なるほど。

 

神戸を後に明石海峡を渡り再び淡路島へ。

まずは南淡路の『人形座』で人形浄瑠璃の解説拝聴と実演鑑賞。

凛々しいヱビスさん。

傾城の美女の妖艶なお顔

三人がかりでの人形操作だったと再認識

詳細はこちらから

淡路人形座 | 国指定重要無形民俗文化財 淡路人形浄瑠璃

 

その後、七福神めぐりの再開。

先日のブログでもご案内いたしましたが、七福神は日本・インド・中国の3カ国出身の神仏が融合した存在。

日本生まれは恵比寿さんのみ。

仏教を守る「天」が付く大黒天・毘沙門天・弁財天さん達はインド由来の仏教神。

寿老人・福禄寿・布袋さんは中国由来の道教や禅僧。

これらが室町時代に「宝船」に乗る姿で集められ、日本独自の信仰に。

萬福寺まんぷくじ):恵美酒太神(律儀の神様)

まずは10日前にも訪れた南淡の恵美酒さんからスタート。

二日掛けてそれぞれ切り絵の御朱印を頂きました。

 

萬福寺まんぷくじ):恵美酒太神(律儀の神様)

ヱビスさんは二系統。伊邪那岐命伊邪那美命の間に生まれた子供「蛭子」(ヒルコ)、もしくは大国主神の息子である「事代主神」(コトシロヌシ)などを祀ったもので古くは「大漁追福」の漁業の神である。

万福寺の恵美酒さんがどちらの系統かは不明。

 

智禅寺(ちぜんじ):弁財天(知恵の神様)

七福神の中の紅一点で元はインドのヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティー神。仏教に取り入れられ、音楽・弁才・財福・知恵の徳のある天女となり選ばれた。七福神の一柱としては「弁財天」と表記されることが多い。図像としては、宝冠をつけ、琵琶をひく。

 

八浄寺(はちじょうじ):大黒天(裕福の神様)

インドのヒンドゥー教シヴァ神の化身マハーカーラ神。日本古来の大国主神の習合。大黒柱と現されるように食物・財福を司る神となった。また親子関係から恵比寿と並んで描かれることが多い。図像としては、大黒頭巾をかぶり、大袋をせおい、打ち出の小槌と大袋をもち、米俵の上にすわる。

大黒天さんの切り絵はなく名前だけ。

大黒さんのお姿はこんなです。

淡路島の七福神めぐり 八浄寺(大黒天) - 淡路島WEB「あわじウェブドットコム」

 

覚住寺(かくじゅうじ):毘沙門天(勇気の神様)

元はインドのヒンドゥー教のクベーラ神。福徳増進の神であったが、仏教に取り入れられてから、戦いの神としてしだいに民衆に信仰される。日本では毘沙門天(ヴァイシュラヴァナ)と呼ばれる。

宝生寺(ほうしょうじ):寿老人(長寿の神様)

道教の神で南極星カノープスのこと[7])の化身の南極老人。日本の七福神の一人としては白鬚明神とされることもある。図像としては、白ひげをたらし、長頭、巻物を先につけた杖とうちわをもち、シカをつれている。

 

長林寺(ちょうりんじ):福禄寿(大望の神様)

道教の宋の道士天南星、または、道教の神で南極星カノープスのこと[7])の化身の南極老人。寿老人と同一神とされることもある。長寿と福禄をもたらす。図像としては、短身、長頭、経巻をむすびつけた杖をもち、ツルをしたがえる。

 

護国寺(ごこくじ):布袋尊(和合の神様)の切り絵札を頂いたはずだったのですが封を開けてみるとご本尊の大日如来さんがいらっしゃいました。

こんなお姿。

 

一日がかりで七福神巡りをしつつ、彼のパソナ効果で乱開発が進むと不動産屋さんがおっしゃっていた淡路島の西海岸を探索。

その典型のような”焚火Cafe”で早めの夕食。

呼び出しチャイムが6番だったのがひそかにうれしく、アンチョビピザは素直に美味しい。大阪の会社が母体で、コロナの補助金で淡路島に店を開くことができたとのこと。

ご興味があればこちらで。

AWAJI | emo TOKYO 猪名川にぽつり存在する焚き火を囲む非日常空間なカフェ

 

再び明石海峡を渡り、深夜の高速道路で向かった先は島根県太田市の六角堂。

そしてその先には萩の六角堂、博多の六角堂が。

 

続く