屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

天城を越えた先に待っていたもの その① 金★シネマ

拝啓

2025年12月17日の朝、車中泊した「道の駅天城越え」で夜明けを迎えると、そこには思いもよらず自然公園「昭和の森」の中に、天城の動植物を紹介する『森の情報館』と『伊豆近代文学博物館』が。

文学博物館にと営業開始時間を確認しようと玄関先に向かえば……

なんと!第三水曜日は月に一度の休館日。

売店もまだ始まっていなかったので、当初のお目当て「旧天城トンネル」へと。

まずは川端康成の『伊豆の踊子』や松本清張の『天城越え』の主人公になった気分を味わうために徒歩で往復。

まずは修善寺側から下田側へ

折り返し下田側から修善寺側へ

この6月他移動東北を巡ったときに立ち寄った竜飛岬で『津軽海峡冬景色』が流れていたように石川さゆりの『天城越え』は流れておりませんでした。

 

今度はアンパンマンと共にトンネルを抜け

新天城トンネルを抜けて再び道の駅天城越えに。

開店していた売店

味噌田楽と

ところてんと

わさびソフトクリームを頂き

道中の腹の足しにと

わさび葉とシイタケのコロッケの二個+2色おにぎりを携えて

下田に向けて発進。

まずは街の書店へ。

そこで買い求めたのが天城峠ゆかりの小説、先の『伊豆の踊子』と『天城越え』が収められている文庫本。
その旧天城トンネルの描写を確認しようと。

伊豆の踊子』は昨日、外国人観光客が買って行ったので在庫がない!とのこと。

支店にあることを電話で確認して頂き、そちらに回ってGET!

一方、松本清張の「天城越え」を知ったのはNHKのテレビドラマをオンデマンドで観てのこと。
土曜ドラマ 『松本清張シリーズ 天城越え』 (1978年)|番組|NHKアーカイブス

いつか原作を読んで、この足で天城トンネルを抜けてみたいと思っていた次第。

書店の近くで「億万長者の出た売り場」を見つけて年末ジャンボを購入。

その足で向かったのは「恵比須島」の

恵比須神社

どうぞご利益がございますように。

下田の港の黒船外輪船風遊覧船を眺めた後、

直前割で安く泊まれる宿を「伊東」と「熱海」の中間「宇佐美」に見つけ向かうと、

そのホテルのすぐ手前に見つけたのが……

「みのりの村」なるリゾート地の新規分譲土地案内。

ほっほ~と眺めつつホテルへ向かいチェックイン。

フロントで夕食のとれるお薦めのお店を尋ねると、地元民にも愛されている「ふしみ食堂」が良いと。

そこでまた山を下り、辿り着いた店の灯りにホッとして車を止めたものの……

え~~~っと思ったもののここはめげずに扉をたたいて「すみませ~~ン」と呼べば高齢の女将さんがドアを開けてくれたのですが、

「毎月第三・第四水曜日はハーモニカ教室に教えに出かけるので休みなんだよ」とのこと。

今日何度目の外れかと心折れながらも、これは飯を食わずに何かをせいという啓示かもと。

Googleさんに「現在地近くの映画館」と尋ねるとヒット!

金星シネマ

これも恵比寿さん?寅さん?のお導きか?と発進。

この日のこの時間に鑑賞できる映画は

miharashisedai.com

待ち時間に映画館のスタッフさんに紹介された徒歩3分ほどのラーメン屋「一徳」で夕食。

油そばの辛子練り込み麺におろしにんにくのトッピングで頂くことに。

なるほどのお味を堪能したのち映画館に戻り『見晴し世代』を鑑賞。

勉強になったのは映画より映画館の造りとサービス。

座席はわずか16席ながら幅広のゆったりした椅子。

おまけに椅子にはサイドテーブルが付いていて、売店で売られている地元のお菓子屋さんの焼き菓子と淹れ立ての珈琲を頂きながらの映画鑑賞。

良い出会いに恵まれた伊豆の一日でした。

「金★シネマ」にご興味をお持ちの方は次の紹介記事を是非。

voix.jp

12月8日に屋久島を出て9日間車中泊の連続。

久しぶりのベッドでぐっすり睡眠。

翌日もまた、良い出会いに恵まれました。

 

つづく