wikipediaさんによれば「栗は日本と朝鮮半島南部原産。北海道西南部から本州、四国、九州の屋久島まで、および朝鮮半島に分布する」とのこと。
屋久島には『栗生』という名の集落があるのですから何処かに自生しているのでしょうが、見たことがありませんが、島の人々に愛されている栗スイーツは様々。
そんな栗ケーキの中で日本全国戦前から親しまれているのが「モンブラン」なのではないかと。
澁川祐子著『オムライスの秘密 メロンパンの謎』によれば、昔からよく見掛けた「黄色いモンブラン」を開発したのは、何と1903年に屋久島で生まれた迫田千万億(ちまお)氏。
その生家は何とまあスマイリーさんのお向かい。
知ってびっくりですが、島の年配の方には結構知られた事実で、迫田氏を頼って修行のために島を出た方が何人もいらっしゃるとのこと。
屋久島には潜在的な洋菓子魂が宿っているのでしょうか?
その詳細についてはこちらから。
まずは昨秋、屋久島で頂くことができた「モンブランのご案内」。
Ⅰ.宮之浦の「新月堂」さんのモンブラン
そのショーケースにはモンブランもちゃんと居りましたが写真の撮りそびれ。
六角堂に連れて帰ったのがこちら。
島の老舗の『御菓子司』だけあって日本古式の黄色いモンブラン。
ウネウネに思わずこぼれる笑み。
切ればまさしくフワンフワンのトロントロン。
新月堂さんには栗の和菓子もいろいろ。
栗どら焼きは粒あん、どら焼きは白あん、栗まんじゅうには栗はなし。
栗がくっきり入った楽し気なマロンタルトパイもニンマリ頂きました。
Ⅱ.春牧の「しいば」さんのモンブラン
残念ながらまんまるモンブランではありませんが、
日本式の明るい黄色とちんまり載った渋皮栗に満足。

Ⅲ.春牧の「ドミンゴ」さんのモンブラン
ドミンゴさんのモンブランは薄茶色したフレンチなモンブラン。
このタイプは1984年にパリの「アンジェリーナ」が日本に進出してからのものだとか。
秋の日差しの中でコロンと落ちた実のようなモンブラン。
断面からも風味の豊かさが覗きます。
Ⅳ.平内の「naa yuu cafe」さんのモンブラン
こちらもフレンチタイプ。
茶色い頭とクリーム色の胴体が良いバランス。
珈琲によく合いました。
島で出会えたモンブランはこの四品でしたが、同じ時期、島の多くのカフェで栗を使ったケーキがニョコニョコキノコのように湧き出ておりました。
次回はそんな栗ケーキをご案内いたします。
つづく