屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島あんぱん巡礼 第三回 島の東のあんぱんの群れ

拝啓

やなせたかしといえばアンパンマンの作者と思う人が多いでしょうが、1970年代半ばに高校生活を送っていた私には雑誌『詩とメルヘン』の編集者としての印象の方が強くありました。

その絵のトーンは独特で心惹かれましたが、そのメルヘン人気に少年独特の反感を抱き、その対抗馬のように発刊されたサン企画発行の『詩画集』を贔屓にしておりましたが敢え無く五号で廃刊。

ただそこに掲載されていたモノクロの写真は後々まで脳裏に刻まれ,、写真への興味の原点になったようにも思えます。

 

一方『詩とメルヘン』は1973年5月に創刊され2003年8月に休刊するまで385号を出す長寿。その表紙絵はやなせのイラスト。

次に高知に行く機会があれば『詩とメルヘン絵本館』でじっくり原画を眺めてみたいものです。

anpanman-museum.net

 

で、

島の東のあんぱん。

その一つは安房の『ヒロベーカリー』さんのご案内。

あんぱんは白ゴマトッピングですが中身は白あんではなくて粒小豆餡

あんバターはしっかりしたパン生地でスッキリした甘さ。

アンドーナツはモッチリ

米粉パンやデニッシュパンが売りのヒロさん。

何より朝7:00からよる7:00まで営業されているのがありがたいお店。

ヒロベーカリーさんの詳細はこちらから

ヒロベーカリー 屋久島

 

さて、

お次の一軒は春牧の『しいば』さん。

シイバさんには四種類のあんぱんが。

まずはポクポクの白あん入り『白あんパン』と定番の『つぶあんぱん』

白あんパンは白いケシの実載せ、あんぱんは黒いゴマ載せで分かりやすい区別。

 

そしてフランスパン生地に白いゴマをまぶした『あんフランス』と『あんどうなつ』

あんフランスはムッチリした触感、あんどうなつは思いのほか重たくなくてさっくりと。
苦労しながらもパン作りを楽しんでいらっしゃる職人さんの姿が彷彿とされるあんぱんたちでした。


しいばさんのパンの詳細はこちらから。

Shiiba(しいば)| 屋久島 | パン (Bread)

 

次回は島の南のあんぱん紹介です。