Space & Spice Lab
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六角堂からのお知らせ
事の始まりはお盆前の8月9日。
東京都調布市の国道で強風のため大木が倒れて事故発生。
これを見て思い起こしたのが昨年の正月明け早々、
時ならぬ強風で庭のモクマオウが倒れてカフェの屋根を突き抜ける事件。
そして気になったのが、
この夏急速に赤茶けて枯死しかけていた杉の木。
観測史上まれな今年の長梅雨の頃から衰弱の一途。
この10年ばかり、100年に一度と言われる災害が毎年のように起こっている昨今。
県道際のこの杉が倒れでもすれば大事故にもなりかねません。
ただ、ゆうに10mを越える杉の木。自分で切り倒すことは不可能。
お世話になっている「池田造園」さんに尋ねると、県の土木課に相談するとよいとご教示を頂き、
電話で問い合わせると早速担当の方が来られて、
「これはまずいですねえ」との判断。
お盆過ぎに課内で相談して対応を決めますとのお答え。
で、8月18日に仕事を請け負った会社の方が下見に来られ、
一番手前だけでなく後ろの二本も虫が入っていて倒れるのは時間の問題だと。
そこで、三本まとめて伐採することに。
翌日19日、早朝から伐採作業開始。
県道を片側止める大仕事。
10tダンプ2台、ユンボ1台、高所作業車1台、35ｔクレーンまで動員。
高所作業車で下枝を払った後、杉の木を上から三回に分けて伐り、
クレーンで釣り上げてダンプに。
ユンボで片付け。
6時間の作業も
無事、完了。
ですが、これで問題は終わりません。
切り株は見事な虫食い。
そこで、いつもお世話になっている春牧の「たつみシロアリ」さんに相談すると、
根元に白アリの巣があって、ほっておくと家屋に移動する可能性があるとのこと。
そこで、一本に付き薬剤10ℓを注入することに。
これで一安心、ではありません。
杉の大木三本がなくなってコテージ山(恋愛羅房)は県道から丸見えに。
ここから、自力の工作開始。
8月29日、春牧の「有水製材」さんで板を購入して目隠し看板を作ることに。
4ｍの板をカットして防腐塗料を塗り、
コンクリート土台に杭を打ち込んで看板に。
ゴムの木やら寒緋桜やらタベブイヤやらを他の場所から掘り起こして移植。
9月3日、板の端材をジグソーで切り抜いて新たな看板用の文字を作製。
表にペタンこ。
目立たないもう一つの看板から文字をはがしてペタンこ。
六角堂は空間と香りの実験室、SPASE ＆ SPISE Lab。
人生の折目節目で暮らしをリセットしていただくコテージと、
刺激的な香りで元気を付けて頂くBook Cafeのお店。
9月4日、文字にニスを塗って、縦型看板も改修。
車椅子OK、赤ちゃん連れOK、WiFi完備のサインです。
六角堂はコテージもカフェもバリアフリー。
これだけではつまらないので、
9月9日、廃材を利用してクルクルサインを増設。
これでやっと一段落。
これでコロナ禍が収まれば、
コテージにもカフェにも安心してお客様をお迎えできる……
と思いきや！
福井新聞の記事では瞬間最大風速75mとも。
台風14号、気象庁の予想進路は 米軍の見方は 沖縄、九州に接近恐れ 瞬間最大風速75m 2021年 | 社会 | 福井のニュース | 福井新聞ONLINE (fukuishimbun.co.jp)
で、気になってWindyを検索。
で、屋久島に照準を合わせて時間の経過を辿って行くと、
Windy: Wind map & weather forecast
ウソやろ！
9月17日10：00には屋久島ど真ん上。
屋久島と種子島の間の洋上では風速61kt＝61×1852÷3600=31.4ｍ/ｓ
安房港の最大瞬間風速は133kt＝68.4ｍ/ｓ
波高は10ｍ。
来週は、島中がトントンカチカチ台風養生で、町議会議員選挙の運動も吹っ飛びそう。
六角堂では杉の木が暴風で倒れる心配はなくなったものの、
10日かけて作った新看板が吹っ飛ぶかも。
少なくとも週明けからまたフェリーの長期欠航は覚悟せねばなりません。
どうぞくれぐれも、皆様ご安全に。
