拝啓
コロナ災禍と猫の目GOTOトラベルに翻弄される屋久島。
そんな11/29、麦生のHONU(ハワイ語でウミガメ)さんが中心となって元気に「komohanaフェス」開催。
komohanaはハワイ語で西。麦生の西地区のお祭りです。
11:30 サブリナLIVE
12:00 無料炊き出し
13:00 belly dance Yakushima
※この写真はRung rung naam + healing trip bodywork さんから頂いたもの
13:30 komohanaバンド
14:00 神山小バンド
と多彩なプログラムで賑やかに。
別会場では野良猫救済チャリティーも。
そこで以前から気になりながらお会いすることができなかった、
高平の草木染手織り工房「そらのあお」さんと出会うことができました。
草木染の知識をいろいろ教えて頂き、
お近づきの印に、ウコンで染めたブローチを一つ分けて頂きました。
こうした様々な「民間の取り組み」がある一方、
気になるのが町役場の姿勢。
今回のフェスの駐車場はポンタン館の奥、旧「屋久町営農支援センター」の駐車場を利用されておりましたが……
その上には「亜熱帯果樹展示用ハウス」があることになっております。
しかし、
そこは荒れ果てた廃屋に。
また、ポンタン館の向い、
天平時代(753年)に日本の国の礎を築いた吉備真備 (Wikipedia)が、
遣唐使船での帰国の途、
半ば朽ちて倒れかけ。
日本国の礎と島の歴史が交差する史跡を守り伝えたいものです。
さらに、
そこから進む「トローキの滝展望所」。
わざわざ作られた「📷撮影ポイント」からは
滝の姿が半分も見えず、肝心の海に注ぐ滝壺は樹の陰に。
コロナ災禍を乗り越えて、何とか暮らしを立てていこうとする町民の活動にしっかり応える町政であってほしいもの。
一方、
ポンタン館の奥の駐車場には、ひっそり佇む「鳥獣供養碑」。
何時建てられたか分からぬ古い供養碑と1983年建立の供養碑が並んでおります。
屋久島町になってからどこが管理されているのか。
供養のお祀りが行われているのかどうか存じませんが、
農作物の害獣として駆除されるシカやサルは毎年数知れず。
観光協会や商工会も含めて、盛大な供養祭が行われてもよろしいのでは。
こうした記念碑、供養碑は、島の成り立ちを伝える貴重な印。
それを守る発想こそが、島の新たな未来を切り拓くのだと。
敬具