拝啓
屋久島は前線の影響で梅雨のような蒸し暑さ。
布マスクを5分もしているとぐっしょり蒸れて熱中症になりそうです。
屋久島荒木町長は5月15日付で島民向けのメッセージをHPに掲載。
その中には不要不急の帰省や旅行、ご来島自粛の文言。
感染防止は必要ですが、島の暮らしを支える町独自の政策は一言もなし。
日頃足を運ぶことの少ない宮之浦はどんな様子か、
所用を兼ねて宮之浦川の北側を40分ばかりテクテク一巡り。
まずは益救神社の仁王様にご挨拶。
五月半ばだというのにまだ桜が咲いているのは、何ともはや……
参道を抜けて県道まで出ると、
目に入ったのは、島の南部では見かけない飲食店の張り紙。
「県外からのお客様お断り Sorry,『Japanese Only』」
「島外からのお客様ご遠慮頂きます」
「観光の方はお断りしています」
表記の微妙な違いに、それぞれの店主さんの切実さがにじみ出ているようで、
見ていて辛くなりました。
登山弁当を扱うお店は休業。
登山用具のレンタルショップも休業。
「屋久島観光センター」も「ふるさと市場」もお客様の姿は見当たりません。
15日から再開した「屋久島環境文化村センター」のロビーではWi-fiを頼ってか、
外国人の青年が独りぽつねんとノートパソコンを見入って、
「Bay's Caf'e Jane」さんの跡地も空き家のまま。
港まで足を延ばせば、高速船乗り場の売店は閉鎖され、
フェリー屋久島2も欠航していて、バスの乗客はゼロ。
なんと、宮之浦の恵比寿さんまでClosedとは。
人の姿や車があるのはパチンコ店ぐらい。
身の置き所に困っていらっしゃる方も多い様子。
その一方で、「シーサイドホテル」さんは臨時休業を利用して外装塗装の真っ最中。
レンタカー&カフェの「KICHEN HUB DINING」さんは店舗改装途中で休業のまま。
「パノラマ」さんは、冬季に予定していた店内改装を繰り上げ展愛営業休止中ですが、
テイクアウトはOK。
再開の目途は立っていないそうですが、地元の方から要望の強かった「個室の桟敷席」が登場する予定とか。
宮之浦川でスタンドアップパドルボード (SUP=サップ)を一人漕ぐ姿に、
荒木町長はじめ役場幹部の方々、町議会議員方々は何を思うのでしょう。
敬具