屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

海の命を守ること 人の暮らしを守ること 見果てぬ未来を守ること

拝啓

今日、12月20日は海にちなんだ記念日にも。

霧笛記念日
1879(M12)年のこの日、津軽海峡の本州側東海岸にある尻屋崎灯台に、日本で初めて霧笛が設置された。
シーラカンスの日
1952年のこの日、アフリカ・マダガスカル島沖でシーラカンスが捕獲され、学術調査が行われた。
鰤の日
12月(師走)は「鰤」が魚篇に師と書くことから。20日は「ぶ(2)り(0=輪)」の語呂合せ。

屋久島麦生六角堂の煌めく海には今朝も漁船が何艘も。

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弱った眼には留まることすらなかった小さな影も

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ディスプレイで確認すれば小さな漁船

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トビウオ漁の親子(兄弟?姉妹)船でしょうか。

こちらは多分県外の船。

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魚には何の断りもなく人が勝手に引いた国境、領海、経済水域、漁協の取り決め。人の勝手で引いた線引きが「資源」と呼ばれる魚の世界を守るものであってほしいと願うばかり。

掛け替えのない一人のヒトを「人材=労働力」としか見られない眼は、ぐるりと世界を見渡せる魚眼レンズに付け替えるべきかも知れません。

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惑星が並んだような漁火が、すべての命の未来を照らす光となりますように。