拝啓
先日、永久保の「雪苔屋」さんへ一服しに伺ったところ、珍しくどら焼きが。
雪苔屋さんらしいしっかりした食感の粒餡。
思いのほかもっちりとした重量感のあるカステラ生地。
餡がのぞくみみのくちが何やら艶めかしく、アンっと言っているかのよう。
関西で慣れ親しんでいたどら焼きとは触感も見掛けも異なるので、
聞けば東京の老舗のどら焼きはこんな感じなのだそう。
なら屋久島のどら焼きはどんなんやろうということで、車を走らせたのは島最北端の手作り和菓子&パンのお店一湊の「平海製菓」さん。
宮之浦の「凡我塔 ひらみや」さんのご親戚筋とか。
やっているのか閉まっているのかわからない、昭和そのままの店構え。
何とも懐かしい包装の甘くて柔らかいパンは如何にも島風。
そして数々の和菓子。
ちゃんとどら焼きもありました。
そして次に向かったのは宮之浦、島内随一の御菓子司「新月堂」さん。
和菓子コーナーには何と四種類のどら焼きが。
その内、「白あん」「どら焼き」「梅どら」の三種類を頂くことに
和菓子コーナーには何と四種類のどら焼きが。
その内、「白あん」「どら焼き」「梅どら」の三種類を頂くことに
さて平海製菓さんと新月堂さんのどら焼きをカットして並べてみれば
左から、新月堂の白あん・どら焼き・梅どら・平海屋さんのどら焼き。
平海製菓さんのは粒の少ないこし餡風。
両店ともカステラ生地はふんわり系で島のお年寄り好みかと。
通常どら焼きは蜂蜜を入れて焼き上げることでしっとりとしたカステラ生地にするようですが、蜂蜜は控えめなのかも。
ここで気になったのが「みみのくち」。
雪苔屋さんのどら焼きは、ぱっくり口を開けていますが、
両店のどら焼きはすぼみつつも閉じていなくて…
Wikipediaのどら焼きの画像もそんな感じ。
一方、関西でどら焼きといえば「三笠」。
天の原 ふりさけみれば春日なる 三笠の山にいでし月かも
百人一首にもとられている阿倍仲麻呂の名歌にちなんだ奈良の銘菓。
『「三笠」=どらやき"って知ってる?奈良の名物「三笠」を紹介!(icotto)』で、鹿の烙印を押された寛永堂さんの巨大な三笠を知ることもできます。
長崎の「文明堂総本店」の三笠山も同様。
そして天下に名だたる文明堂東京の三笠山には洗練された上品さが。
どちらもみみのくちがきちんと閉じられ、なだらかな山容を彷彿とさせます。
一方、浜松文明堂の「茶どら」は微かに口を開けてこんもりと。
屋久島特産のお茶を使ったどら焼きが、島にないのが不思議に思えて……
島の山や岩をなぞらえたどら焼きがあってもよいのではと。
映画『あん』のサイトに張られている「全国どら焼きマップ」は甘党の方必見かも。
残念ながら島を離れられないので原作の『あん』ドリアン助川著、ポプラ文庫2015年刊をAmazonで注文。
よろしければブックカフェイートハーブでゆるゆるご賞味ださい。
敬具
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