拝啓
秋への歩みは一歩ずつ、六角堂の萩の花も咲き始めました。
そぼ降る秋雨に打たれて揺れる花を眺めていると井上陽水の「少年時代」
♪夏が過ぎ風あざみ 誰のあこがれに さまよう ♪が雫の向こうに流れてきます。
夏の間、島のかき氷とソフトクリームを巡った「屋久島あいすくるりん」も終了し、さて次は島の何をご案内しようかと思っていた矢先、
久しぶりに訪れた春牧の食堂「喜楽里」さんで「焼きサバ定食」を注文すると……
サバの傍らにたっぷりの大根おろし。見ただけで嬉しくなっても其処は一先ず我慢。
まずは喜楽里さんの定食に付き物のソバをズズッと一口で、味噌汁をズッと啜ってご飯を一口。
そしていよいよおもむろに、ほぐしたサバの身の上に大根おろし乗っけて口に運んだ瞬間「これですがな」と。
店が空いている時は食後の珈琲をサービスで付けて下さる女将さんの親切に感謝しつつ思ったことは……
屋久島の特産海産物の代表は南のトビウオと北の首折れサバ。
トビウオについては2014年6月30日のブログ記事「」で詳しくご案内しておりますが、
サバについて取り上げたことはありませんでした。
というのも島の特産首折れサバは高級品で、漁師さんと昵懇でない一般庶民はそう易々と口にはできない代物。
ただ、魚の中で何が一番好きかと問われれば、ためらうことなくサバと答えるサバ好き。
中でも京都の鯖寿司と小浜(福井県)の焼き鯖なのですが……
ここは懐具合と相談しつつ、ノルウェー産だろうと何処産だろうと島でランチタイムに1000円内外で頂けるサバ、そしてトビウオ料理をご案内しようと決意。
では、その新連載のネーミングはと思い巡らす脳中に♪サバダバサバダバ、パーサバダバ♪が流れ始めてきたではありませんか。
1965年から四半世紀にわたって放送されていた日本初の深夜のワイドショー「11PM」のテーマ音楽。
早速、ネットで確認。
そして大阪イレブン最終回のエンディング(藤本義一のコメント有り)は
いやいや、さてはてサバはサバダバだけどトビウオはさて……
とネットの波を漂えば、スピッツの「トビウオ」に流れ着き……
霧隠れのあいまいな 背中追いかけ
指の先の平均値 汗がしたたる
説明不可能な バネ力で
波にもまれ トビウオになれ ギラギラ太陽
うれしいってもっと 素直に言えたなら
抱きしめたい 見つめていたい くたばる前に
替わりがきかない 宝を取り戻せ 君を
指の先の平均値 汗がしたたる
説明不可能な バネ力で
波にもまれ トビウオになれ ギラギラ太陽
うれしいってもっと 素直に言えたなら
抱きしめたい 見つめていたい くたばる前に
替わりがきかない 宝を取り戻せ 君を
遠回りしたけど 解りはじめた
波照間から稚内へ 旅の途中で
昔から僕らが 持っていたもの
思い出そうぜ トビウオになれ オーラじゃなくて
直接さわれる ホンマモンのエクスタシー
その勢いで 気付かせたいぜ 今さらながら
ありがとうのエナジー どでかく描いたれ 空に
波照間から稚内へ 旅の途中で
昔から僕らが 持っていたもの
思い出そうぜ トビウオになれ オーラじゃなくて
直接さわれる ホンマモンのエクスタシー
その勢いで 気付かせたいぜ 今さらながら
ありがとうのエナジー どでかく描いたれ 空に
波にもまれ トビウオになれ ギラギラ太陽
うれしいってもっと 素直に言えたなら
抱きしめたい 見つめていたい くたばる前に
替わりがきかない 宝を取り戻せ 君を
うれしいってもっと 素直に言えたなら
抱きしめたい 見つめていたい くたばる前に
替わりがきかない 宝を取り戻せ 君を
ならば答えは「ピーサバダバ」しかありえへん。
そうと決まれば、次に訪ねる店はもう決まりです。
敬具
追伸
♪サバダバダ♪を検索していると「SADAのサバダバダ」(歌手:まき凛子、作詞:大林信彦、作曲:堀内孝雄)という歌に遭遇。
サバダバダ サバダバダ
サバダバダバダ
サバダバダバダ
定が道を往く 人は振り返る
定は立ち止まりはしない
今日は恋日照り
定は立ち止まりはしない
今日は恋日照り
爪紅塗れば鳳仙花
登り坂 降り坂
笑ってサバダバダ
登り坂 降り坂
笑ってサバダバダ
定が語り出す 人は息を呑む
定は蹲りはしない
誰も小糠雨
定は蹲りはしない
誰も小糠雨
命細工は七竃
曲り角 一直線
睨んでサバダバダ
曲り角 一直線
睨んでサバダバダ
サバダバダ サバダバダ
サバダバダバダ
サバダバダバダ
定が踏み出せば 人は目を交す
定は挫けたりはしない
明日は向い風
定は挫けたりはしない
明日は向い風
髪を梳いたら山酢塊
行き止り 大通り
構えてサバダバダ
行き止り 大通り
構えてサバダバダ
サバダバダ サバダバダ
サバダバダバダ・・・・・
サバダバダバダ・・・・・
聴けば歌声うら悲し。よろしければこちらでご視聴ください。
追伸2
このシリーズのタイトル「ピーサバダバ」、「ピー」ではお腹を下しているような印象が無きにしも非ずなので、9月27日「トッピーサバダバ」に改題しました。