屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

七福神守れる島の寿司食いねえ 尾之間にすし将誕生

拝啓

あれこれ有り過ぎた夏なので、初夏のことなど遠い昔のように感じられる初秋。実は島内外の皆様にご案内しそびれていた新規店舗が二店ございまして、その一店が尾之間の喫茶トーンさんだった店舗をリニューアルして4月17日にオープンされた「すし将」さん。

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伺ったのはお盆のころの夜でした。

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店内に入って板場の向いのテーブル席に

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如何にも島の寿司屋らしい七福神をあしらった大漁旗が清々しく、オーナーの板前さんはどことなく毘沙門さんの凛々しさ漂って。

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メニューを見れば、ほ~ぉなるほど。

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テーブル脇のお品書きに、へ~ぇなるほど。

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せっかくなので、「地魚握り5種10貫」に加えて「屋久島産鹿肉の握り」「カリフォルニアロール」を注文。待つことしばし……まずは「ヤクシカ」の登場。

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臭みのない程よい歯ごたえの鹿肉と、程よいお大きさ程よい固さ程よい酢加減のシャリとが程よく調和。これは次の地魚握りにも期待が持てます。

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明るく愛想の良い弁天さんのような面持ちのお姉さんが教えて下さるには、左上から時計周りにキハダマグロ・マダイ・ミズイカ・ヒラメ・シマアジ。板前さんの地味かも知れぬが生真面目な、ネタと向き合う真摯さが握る掌からしっかり伝わっているような寿司でした。そして最後は「カリフォルニアロール」。

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磯に砕ける白波が夕陽に当たって燃えるよう。よい目の保養になりました。

いつの日かランチタイムに海鮮丼や漬け丼が並ぶ噂を聞きつけたら、是非伺いたいと願いつつ、ほっこり家路につきました。島を訪れ島に住まう人々に末永く、七福神の宝船の如く口福を授けてくださいますように。

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敬具