屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

台風を魔女の箒で払いたし 今週のイートハーブの営業予定

【六角堂スパイシーブックカフェ・イートハーブからのお知らせ】

今週の営業予定

10月4日(火)・5日(水)・6日(木)
12:00~17:00

カレーは定番キーマとミックス豆カレーのシンプルメニュー

10月の絵本特集は「魔女と食べ物」

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台風第18号 (チャバ)も何のその
降っても吹いても営業します
「台風で仕事にならん」「家でじっとしていても退屈」「行き所がなくて困った」皆様
ゆるゆる過ごしにお越しください



拝啓

月が替わって神無月。週が変わってNHK朝の連続テレビ小説も『暮らしの手帳』の創業者大橋鎭子をモデルにした 「とと姉ちゃん」から、アパレルメーカーファミリア創業者のひとりである坂野惇子(ばんの あつこ)をモデルにした「べっぴんさん」へ。

事情で一週間島を出た折、鹿児島のマルヤガーデンズにあるジュンク堂へ寄ると……やはりありました、朝ドラ関連本が。六角堂に連れて帰りました。

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ファミリアはレナウンやダーバンの創業者を父に持つ神戸の“お嬢様”が主婦仲間と始めた会社。明治期から欧米文化に親しみ、暮らしの一部にしてきた神戸の女性達が生んだブランドです。

外国文化を摂り込み商売の糧とするのが得意な神戸は日本での洋菓子発祥の地でもあり、日本でのクリスマス用品製造発祥の地であります。

チョコレート会社モロゾフは1936(昭和11)年2月12日、神戸で発行されていた外国人向け英字新聞にバレンタインデー向けチョコレートの広告を出し、バレンタインチョコ発祥の地とされています。(日本チョコレート・ココア協会)

そしてケルト人のお祭りハロウィン。ケルトの暦では10月31日が一年の終わり。その夜は夏の終わりを意味し、冬の始まりでもあり、死者の霊が家族を訪ねてくると信じられ、そこで出てくる有害な精霊や魔女から身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いたお祭り。

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ハロウィンといえばかぼちゃのランタンとともに「トリック・オア・トリート」(Trick or treat. =お菓子をくれないと悪戯するよ)と唱えながら子供たちが家々を回る風習が知られます。一昨年まで毎年、全国最大の指定暴力団山口組が神戸市灘区の総本部前で近隣の子供たちに菓子を手渡していたのも神戸らしさを示すのかも。

そこで……という訳でもないのですが、六角堂イートハーブの10月の絵本特集「魔女と食べ物」

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■ 魔女図鑑―魔女になるための11のレッスン
マルカム バード (著), Malcolm Bird (原著), 岡部 史 (翻訳) 、金の星社 (1992/08)

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魔女になるために必須条件の一つがお菓子作り。「鉄骨クッキー」「ほこり入りビスケット」「ひとりじめデザート」のレシピも載っています。写してご自宅でお試しください。

■そらとぶパンがま―あきっぽいまじょとなかまたち
うえつじとしこ(作)、大日本図書 (2009/01)

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魔女と森の動物たちが小麦をつくり、パンがまをつくり、パンを焼くと、これがおいしくておいしくて、王様のパンコンクールに出場……ヤギさんも登場します。

■魔女のたまご (あかねせかいの本 1)
マデライン・エドモンドソン (著), ケイ・シューロー (イラスト), 掛川恭子 (翻訳)、あかね書房 (1978/11/30)

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へそ曲がりで意地っ張りで人を怖がらせるのが仕事の魔女のアガサの家に卵が一つ。アガサはこれを食べちゃうのでしょうか?

■まほうつかいのノナばあさん
トミー・デ・パオラ (著, 絵), ゆあさふみえ (翻訳) 、ほるぷ出版 (1978/2/10)

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心やさしい魔法使いのおばあさんストレガ・ノナ。ノナの魔法から出てくるおいしいものとは?

■西の魔女が死んだ (新潮文庫)
梨木 香歩 (著) 、新潮社2001/08/01

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絵本ではありませんが、魔女と言ったらこれを思い出す方も多いのでは?不登校になった中学生のまいを慰める食べ物とは何だったでしょうか?

魔女の食べ物なんて興味がない方にはこれ

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「深夜食堂」の最新17号到着しました。

台風の進路によっては孤島の生活となる屋久島。ため息つきそうになった時には、スパイシーブックカフェ・イートハーブのスパイシーなカレーやチャイで元気を取り戻してください。

敬具