拝啓
今日、テイクアウトでカレーをご注文下さった二人連れの外国人観光客のお客様。会計の際に見慣れぬ札を出されたので、思わず「これは日本の紙幣ではなくて、え~となんていえばいいんだろう」と思いつつよく見ればなんと二千円札。
前回見たのは何時のことでしょう⁈
表面は沖縄の「守礼門」。こっちは覚えていても……
裏面に印刷されているのは何だったか、答えられる日本人はきっと僅かでしょう。
右下には『源氏物語』の作者紫式部、左の二人の男性は、源氏物語「鈴虫」の段の作中人物、左が冷泉院で右が光源氏。
沖縄では守礼門の図柄のある二千円札の流通を促進しているとのことなので、ご来店下さった外国人のお客様は沖縄を経由して屋久島に来られたのかも。
屋久島でこのお札を持っている人は何人いるでしょう。よくぞこのお札を六角堂で使ってくださいました。大事に取っておこうと思います。
敬具