屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島丼紀行 第22回 流れ来て流れ去るかな海老天丼

拝啓

雨が上がったかと思うと冬らしい冷え込みが来て、何やら風邪気味の正月明け。そんな折、宮之浦への買い物で「わいわいランド」に立ち寄ると、またしても挑戦的な貼り紙が。

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昨年末には、同じ場所にこんな挑戦状が貼られていて

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「屋久鹿入り野菜カレー」を頂きに参りました(屋久島カレー紀行第43回 和も洋も隔てなきなり島カレーが、カレーは鹿から鶏に変わって200円引きに。それに乗せられることなく、前回見送った「天丼 海老三本野菜四種」を試しに「雲水」さんへ。

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海老天の下にはカボチャと掻き揚げの天麩羅が潜み、汁は濃いめの赤出汁。しっかり味合わせていただきました。

実は先日、このお店が島の不動産会社「屋久島パイン」さんのWebサイトで売りに出されていることを知りました。

MY-150005【宮之浦売戸建】
住宅付店舗 築年月日1996年 価格****万円
屋久島高校前から近い住宅街。希少な住宅付店舗物件。

ご主人は静岡からの移住者。他のお客様への対応で忙くされていたので事情は伺いませんでしたが、ひょっとするとこのカレーや丼、頂けなくなる日が近いのかもしれません。

そんな感慨を抱きながら、六角堂に向かって車を走らせる途中、楠川辺りで海に立つ今年初めての虹を発見。車をうまく止められずドラッグモリの駐車場に入った頃には影も薄くなっておりました。美しいものの命ほどはかないもの。

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『旧約聖書 創世記 第一章』
3 神光あれと言ひたまひければ光ありき 4 神光を善しと観たまへり神光と闇を分かちたまへり 5 神光を昼と名付け止みを夜と名付けたまへり夕あり朝ありき是はじめの日なり

ユダヤ・キリスト・イスラム教では、創造主の神さんが「光よ、出ろ!」と命令して時間が始まり、それに続いて大地や海の空間、植物や動物の生命、そして最後に人間が生まれることになっています。すごいですよね、神の言葉によってこの世の全てが作られたのですから。

と言うことは、神さんの「もう、ええし!」の一言で、この世の全ては闇に戻されてしまうのかもしれません。ま、神を信じない者はそれを恐れる心配もないのですが。

それでも生々流転、諸行無常の世に浮かぶあぶくのようにはかない人生と知るならば、今日一日、明日一日に出会う人、自ら為すことを大切にせねばとしみじみ暮れる睦月八日の午後でした。

敬具


 屋久島丼紀行インデックス

  尾之間 そば屋 「とり天丼セット」
  尾之間 モッチョムビュー トーン 「味噌カツ丼」
  春牧 安永丸「海鮮丼」+「トビウオの漬け丼」
  安房 島・しまキッチン「お肉Wご飯大盛り無料 黒毛和牛ステーキ丼弁当※2015年12月で閉店
  春牧 喜楽里 「鶏めし丼+ミニうどん」、「カツ丼」
  安房 いその香り 「海鮮丼」
  安房 武田館キッチンハウス 和が家「ソースカツ丼」
  安房 武田館キッチンハウス なつみ庵「親子丼」 ※ 2015年11月で閉店
  安房 サンパウロ「豚丼」
  安房 屋久どん「天麩羅うどん+ミニソースカツ丼セット」
  安房 きらんくや「豚丼蕎麦セット」
  島外の丼
  小瀬田 屋久島空港食堂 「とろろ丼」
  宮之浦 ふるさと市場「お勧め料理 あら汁・小鉢お漬物付き海鮮丼」
  原 食堂 モッチョム山荘 「天丼」
  安房 屋久どん「えび天うどん+■■■漬け丼」
  安房 レンガ屋「ミックス丼」
  小瀬田 ラ・モンステラ「親子丼」 ※ 2015年10月より無期休業
  安房 ファミリーレストランかもがわ「エビ丼」
  宮之浦 Bay’s Caf’e Jane「飛魚丼」
  安房 萬來軒「麻婆丼」
  安房 島・しまキッチン「ステーキ丼」 ※2015年12月で閉店
  尾之間 味徳「牛丼」
  春牧 みち草「カツ丼」
  栗生 松竹「天丼」